
岡山駅の周辺は不思議な場所で、駅から東寄りにアーケード街があるのだが、そこが現在進行形で高層ビルに建て替え中のエリアらしく、ビルの一階にテナントとして入っている居酒屋と、昔ながらの路面店が共存しているエリアだ。
新旧、大小が入り乱れている。カオスといえばカオスだが、その中の一角にベトナムの食材を売る店がある。岡山にはそんなにベトナム人就業者が多いのだろうか。
その色々なものが混交したエリアに、比較的大型の居酒屋があった。店名を見る限り、海鮮居酒屋だと思ったのだが……………

何とメニューが、これまたカオスでありまして。某全国チェーン居酒「串カツ〇〇」と「磯◯水産」が合体したような店だった。串揚げと磯焼き(目の前のガスグリルで魚などを炙るスタイル)を楽しめる。
店内の雰囲気は〇〇水産なのだが、推しメニューは串揚げらしい。とりあえず、串揚げげ屋の絶対定番である「紅生姜」を頼んでみた。何だか串が……………小さいような気もする。聞くになるだけだから、某チェーン店でもこんな大きさだったのかもしれないが。

岡山名物は何かないかと探してみたら、当たり前だがままかりがあった。とりあえず頼んでみたが、味はいつものままかり酢漬けなので文句もない。普通に美味い。ただ、何だろう、この居心地の悪さは。
居酒屋業態は、基本的にヒットメーカーの二番煎じ出店は当たり前だ。古くはつぼ八のコピー店が山のように出現した。そのコピー店の有象無象の中から、次の時代を代表する成長企業「わ◯み」が生まれた。そして、「わたみ」のコピーが生まれたりもした。つぼ八一族は、コピーと進化を繰り返しているとも言える。
つぼ八創業者は、その後、新型のつぼ八というか後継業態を生み出したが、これは東京都下で広がったところで出店が止まってしまった。創業者の高齢化のためだったらしい。弟子たちはその事業を引き継がなかったのだなあ。残園なことだ。
岡山という街に全国チェーンのヒットコンセプトが新店を開ける前に、そのコピー店が出現すればしばらくは商売繁盛できるはずで、それを咎めるつもりはないのだ。それどころか、ニコイチというか二つのコンセプトを抱き合わせるて一つにするというのには、いやいやこれはすごいぞ、素晴らしいと感服した。
個人的には、串揚げと海鮮をメニューとして合わせるのじゃ難しいと思う。が、店内にはおっちゃん達がそこそこ集まっていたので、やはりこういう演歌が似合いそうな薄暗い居酒屋は、手堅い需要があるのだなと改めて思い知らされた。岡山駅前は結構ディープな場所らしい。お見それしました。