街を歩く

老舗ラーメン屋で衝撃

北の街でラーメン屋に入ると出てくるのはサッポロビール優先か?を確かめるため、老舗中の老舗ラーメン店に潜入してみた。そこで発見した衝撃的な事実は……………

なんと、ついにラーメン一杯1000円時代になってしまったという事実た。原宿で見かけたブティック系ラーメン店は1000円を超えた値付けをしていた。それをみた時、「ああ、ついにこの時代が来たか」と思ったことはある。が、場所が場所だけにこの値段もしかたがないかとも納得した。
新興ラーメンチェーンで、全部盛りトッピングを注文すると1000円超えることは、いまや当たり前になったのでラーメン1000円越えは珍しくない。
しかし、お江戸と比べてそこそこ物価が安い北の街で、ついにプレーンなラーメンが1000円超えとは………
時代の変化をしみじみと感じてしまった。もう一つ衝撃を受けたこと、辛味噌ラーメンが追加になっていた。老舗も変化していかなければ生き残れない。
時代の変化とは、これだろう。味噌ラーメン発祥の店ですら、味噌から辛味噌にトレンドが移っているらしい。あれこれショックだった。

普通に醤油ラーメン

この店のラーメンは、表面を厚く油が覆っているので、湯気が立たないがスープはとてつもなく熱々の一杯だ。食べると危険レベルの熱さだが、そこが良いのだ。普通のラーメンを注文してもチャーシューがたっぷり乗っているので、チャーシューメンは頼んだことがない。しみじみとこのラーメンがうまいなと思う。自分の好みでもあるが(それを押し付けるつもりはなく)、いわゆる万人受けするスタンダードな「北の街醤油ラーメン」だ。

本来の目的はビールのブランド確認だったのだが、やはりサッポロだった。クラシックは良いのだが、缶ビールというのはちょっと寂しいかも。何よりも、ラーメンのボリュームが多いので、ビールと合わせるとはち切れそうな満腹感になる。ごちそうさまでした。

追加で一つ
隣に修学旅行できたらしい制服の女子高生二人組がいた。いわゆる西国訛りがあるので地元民ではないのは明らかだ。その二人が一つのラーメンをシェアして食べていた。コロナの最中であれば、ありえない光景だろう。箸をつける前に綺麗に取り分けて食べるのではなく、一人が丼で食べているものを、小丼に時々移し替えるというやり方なのだ。
しかし、カウンターの上にはコロナの名残でパーテーションが残されている。ラーメン専門店で一杯のラーメンをシェアするという食べ方も衝撃的だが、あの狂気のようなコロナ対策は衛生観念に何の変化も及ぼさなかったことが、もっと衝撃的だった。

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