街を歩く

かぼちゃぱんと人気者を発見した

確か去年の今頃、金沢で見つけたかぼちゃパンは実に美味しいものだった。あれから一年が立ち、そろそろ街のかぼちゃのお化けの姿がチラホラしてくると、パン屋も思い出すのか、かぼちゃぱんが登場してきた。
見た目は随分と緑だが、食べてみると表面はメロンパンの食感で、変形のメロンパンだとわかる。
中にはクリームが入っているので、二つに切ってみればかぼちゃっぽく見えるだろう。自宅から一駅隣の駅ビルにあるパン屋は、なかなかユニークなパンを販売している。

おそらく小学校低学年くらいまでの子供たちには圧倒的な存在感を放つ、狭山丘陵のどこかに生息する妖精?だと思われる。とりあえず買ってみたが、中はあんこが入っているので変形のあんぱんだった。表面の緑は狭山茶を使用しているらしい。郷土愛に満ち溢れた「甘いパン」だった。

このパンを見つけて、初めて店頭のバス停の意味がわかった。このこだわりは、店主の情熱なのか、スタッフの愛情なのか。

不覚にもパン屋で泣きそうになるとは人生初めての体験だった。子供が小さかった頃に、このパンを食べさせてやりたかったなあ。

コメントを残す