
キャンプ飯は単純なものほど美味いと思う。料理の技術より、最低限の手間暇で仕上げるいい加減さ。そして、出来立てを一気に喰らう熱さが美味さの原因だろう。だから、カレーのように下ごしらえの多い料理は、キャンプで作ることはない。ダッチオーブンを使っても、煮込み料理より蒸し焼きで丸まるの鳥一羽みたいな方が良さそうに思う。
今回はニラたまにコンビーフ缶を追加したアレンジで挑戦してみた。ちなみに、フライパンの大きさから、使用した卵は2個だったが、家庭用の大きなフライパンが使えれば卵は3、4個使ってみたい。

まずコンビーフとニラを適当に炒めた後、フライパンに卵一つ目を投入する。溶き卵にするのも面倒なので、直に卵を入れて目玉焼き状態にする。

その卵をフライパンの中で一気に潰しスクランブルエッグ状態に移行。この時はスピード優先で卵をかき混ぜる。

そのスクランブルエッグの上にニラ・コンビーフを移動して、空いたスペースに2個目の卵を投入。同じくスクランブルエッグ作業を開始する。卵は半熟になった程度の火加減で、最初に焼いた卵を裏返しにして合体させる。

合体後は、フライパンをゆすり形を整える。キャンプ飯でも見た目は大事だと思うので、それなりに努力はする。卵が半熟でゆるゆる状態だから、意外と簡単に形は整ってしまう。火通りを均等にするべく、二、三度卵全体を裏返す。

軽く焦げ目がついたら完成とした。ニラとコンビーフが予想以上に多いせいか、なんとなくぼってりとした仕上がりに見える。コンビーフから出る塩味を期待して、あえて味付けなしにしてみた。

頭の中にあったモデルは、焼き鳥屋で食べたニラ玉だが、やはりプロの手にかかるとルックスが違う。食べてみて気がついたが、出汁(うまみ調味料)とみりん少々(甘さの調整)は使った方が良かった。
まあ、それでも酎ハイを飲みながら食べる酒のつまみとしては及第点だろう。卵は1日1個までとかいう健康標語を昔聞いたような気がする。ただ、一個では寂しすぎる。ドカンと食べる卵焼きは美味いものだし、狂乱の卵値上がりも落ち着いてきているから、キャンプでは(キャンプでも?)好きなものを好きなだけポリシーを貫いて、大いにニラ玉を楽しみたい。
今回は持って行くのを忘れてしまったが、甘めのソース(おこのみ焼き用)がおすすめで、甘めの九州醤油に鰹節たっぷりかけるのも美味い。味変としては海苔を多めに散らすのも好みだ。
キャンプ飯は、気合いで旨くなる。と実感しております。