
初夏の時期には決まって北国への旅をする。気分的には避暑の旅なのだが、ここ数年は避暑どころではない猛暑に襲われっぱなしだ。お江戸からの飛行機を降りると、あー、涼しいというのを期待しているのだが、空港から一歩外に出るとほとんど気温はお江戸なみというのが続いている。去年はお江戸より暑かった。地球温暖化という言葉を妙に納得してしまうくらいあつい。
その暑い北国で、何故かこの時期ににごり酒が売っていた。それも日本酒売り場で常温放置されているのだから、加熱処理されて発酵はとまっているはずだ。しかし、何故この時期ににごり酒なのだろう。すでに、発酵タンクの温度管理は通年で可能なので、にごり酒も通年で製造販売することは可能だが、それにしても夏に売るものか・・・とは思う。おそらく冷蔵庫で冷やして飲むことを想定しているのだろう。そうだとしても、暑い時期に濃厚な甘さもあるにごり酒を飲みたくなるものだろうか。不思議だ。などと思いながら、しっかり一本買ってしまったのだから、蔵元の作戦にハマっているということに間違いはない。
冷蔵庫で冷やした後、氷を入れて飲むのが良いような気もしてきた。茹でたてのアスパラにたっぷりマヨネーズをかけたものが合いそうだ。日本海で上がった迷いまぐろを手に入れて赤身を山わさびで食す。それに合わせるのも夏向きだろう。などと、酒と肴の相性をあれこれ考えるのも楽しい。
この蔵元の酒ミュージアムに行けば、館内のどこかに夏のにごり酒の説明が書いてありそうだし、少なくとも館内の従業員(学芸員?)の方に尋ねることもできそうだ。ということで、蔵元直営店であれこれ聞いてこよう。