
日本橋でデパ地下探索をした後、ちょっと待ち合わせまで時間があり、目の前にあった富山県のアンテナショップに入ってみることにした。確か富山県のアンテナショップは有楽町の交通会館地下にあったように記憶していたが、どうも記憶が違っていたようだ。
日本橋周辺にあるアンテナショップはおしゃれな外観のものが多いが、場所を考えると当然という気もする。ただ、この家賃の高い場所で食品とか手軽な工芸品とかを売っているのだから、採算は大変だろうなとも思う。
総務省が金を出して、どこかに統合アンテナショップビルでも立ててやればいいのになと思う。銀座にある小学校も越境入学者で保っているようだから、高層ビル化して高層階は小学校、低層階はアンテナショップにでもすれば良いのに。

店内をぶらぶら見回っていると、アンテナショップの一角に、なんと日本酒バーがあるのを発見した。これはすごい。カウンターとテーブル席合わせて20席ほどだが、ここはちょっとした時間潰しや、待ち合わせをするには絶好の場所ではないか。地下鉄入り口すぐだし、適度に明るいし。すっかり気に入ってしまった。
たまたまカウンターには、ガタイの良い英語圏外国人が3人で酒を飲んでいた。会話を聞いているとディナーまでのちょっとした時間潰しらしい。そうそう、そういう使い方だよなと同感した。

日本酒は富山県産限定で、飲み比べができるようになっている。壁に並んでいる銘柄から、好みのものの札を取りカウンターに持って行くというスタイルだ。三杯飲み比べセットが700円だった。上級の酒は別の価格、別の組み合わせもあるようだ。とりあえず、三杯を飲み比べて自分の好みを探る。普段はあまり飲まない純米原酒が予想以上に気に入った。日本酒は日々進化していることがよくわかる。

帰り際に気がついたのが、このバーの隣が富山料理のレストランになっていたことだ。バーで酒を軽く飲み、レストランで食事をするというのは、アメリカンなスタイルだなと感心した。居酒屋でいきなり集合、乾杯するよりも、バーでちょっと早めに待ち合わせをして軽く一杯やり、予約の時間になったらそろってレストランに入るというのは、なんともスマートな行動ではないだろうか。
次の飲み会は(笑)このスタイルで行ってみようか、などと考えてしまった。銀座で飲むよりおしゃれだしなあ。