街を歩く

ひさしぶりの日本橋で

友人と久しぶりに日本橋で飲むことにした。日本橋など一年で何回も行く場所ではなかったが、コロナの間は一度も行っていないので、なんと4年ぶりということになる。銀座や新橋は何度も足を運んでいたが、日本橋は本当に用事がないと行くことがないし、そもそも用事もない。
あいにくの大雨だったが、それでも日本橋本店の入り口から入ってみた。百貨店で入り口に暖簾がかかっているのは、この店くらいのものだろうか。時代劇では悪者の代名詞になっている(笑)越後屋さんだが、この暖簾を見るとそんな悪そな気配は全く漂ってこない。

開店時間であればそれなりに見物客もいるはずの巨大女神像も午後遅くであれば周りに人影がない。わずかにいる観光客と思しき方達も、日本語は話していない。スマホで写真を撮る姿は日本人も外国人も同じだと思うのだが、その服装の微妙な違いというか、場近いな派手さ?みたいなもので、国籍の差がわかってしまう。
まあ、大多数の日本人にとって日本橋の百貨店はサンダルばきで行くようなところではなく、多少は洒落のめして行くところだろう。特にお江戸の外から来る方たちは、なめられてたまるか的な気負いを持っている人も多いのではと思う。特に、高齢女性はそうではないかな。(個人的見解です)

百貨店が、まだリアルに百貨店だった時代に、この巨大モニュメントはブランドを維持するため機能していたと思う。が、今ではすっかり専門店化して十貨店くらいに落ちぶれている?巨大店舗には、モニュメントの存在すら薄寒い感じがする。たまたま大雨の日だったから、館内に客の影が少ないということもあるだろう。しかし、ある程度の時間、この像の前にいたのは自分一人だったのだから驚いてしまう。
たた、この日一番驚いたのは、誰もいないモニュメント空間にではなく、地下の菓子売り場だったのだ。

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