
断捨離中であります。なかなか物が捨てられないから、強制的に断捨離をして残りの人生を軽めに過ごそうというのであります。さて、押入れの奥から出てきた30年以上前にアメリカで手に入れた、オーバーオール・ジーンズをオークションで売り捌こうと写真を撮った。ラベルが気になったので、引っ張り出してみた。
今は存在しない?シアーズローバック社製造のMade in USA物だった。

一度だけ着た記憶がある程度で、後はずっと押し入れに眠っていた。だから色褪せもしていない。皺くちゃなのは畳んだままだったからで、アイロンをかければ新品に近い見栄えになるだろう。
今や、買おうとしてもSEARSがなくなっているはずだからなあ。当時は、湾岸戦争とか日米貿易摩擦が最高潮で、メイドインUSAがアメリカ国内の合言葉みたくなっていた。今ではどうなっているのだろう。

これも30年以上前にアメリカで買ったリーバイスのジーンズ。こちらは普通にはき続けていたが、頑丈な物で穴ひとつ開いていない。最近は当たり前に売っているダメージジーンズだが、こちらは多少色褪せがあるくらいでノーダメージというアメリカンものだ。比較的弱いポケットの内側もいまだに問題なしという、これまた優れもののMade in USAだ。

同じ時期に買った日本製ジーンズは、みんなボロボロになって捨ててしまった。こうしてみるとアメリカ製ジーンズというのは、文字通り耐久性の塊みたいな物で、ジーンズ発祥国だけある。
なんだか最近は日本製を好む風潮があるが、米国製には米国製の良さがある。昔のアメリカに対する憧れというより、アメリカという国に住む人たちの持つ合理性が現れた商品が魅力的なのだと思う。良い時代のアメリカを自分の目で見て体験できたことをありがたい。そんなアメリカとのお付き合いもそろそろ断捨離なのですねえ。