食べ物レポート

今年のローストチキンは丼の中

ガストがなんだかおかしいんです、と言いたくなる。朝から酒を安売りして、おまけに居酒屋つまみメニューを一気に大放出。ファミ飲みという新コンセプトにでもするつもりなのか。本気でコレをやれば日本全国の高齢者、特に酒好きジジイの天国になりそうな気がする。コレまでは平日18時までのハッピーアワーで行っていたファミ飲みが全面拡大したようだ。12月限定らしいが、この手は一度始めるとクセになるから。来年以降はどうするのだろうかと興味津々だ。サイゼ飲みと比べてもお得感がある。

それとは別の話題として、ガストのテイクアウトでローストチキンを注文した。確か3年前にも頼んだ記憶がある。2年前は予約する前に売り切れていた。今回はスマホで予約して無事ゲットした。お値段はお手頃だった。が、家に持って帰って取り出すと、なんだか微妙な提供方法だった。まさかのチキン丼で、ローストチキンというよりは・・・・と言いたくなる。そのどんぶりから取り出したチキンをよくよく観察すると違和感がてんこ盛りになった。

記憶モードなので証拠はないが、2年前のものより小さい。コレでもチキンに関してはそれなりの知見も所見もあるつもりだが、コレはあまりに小さい。ホールバードとしては最小ではないか。足の部分を見れば概ね大きさの判断ができる。某フライドチキンチェーンの半分くらいと思って間違いない。ローストチキンは焼くと体積が縮むので、見栄えはもっと小さくなる。
二つ目、上側に凧糸で縛った足がある。ということは、コレは仰向けで焼かれている。ローストチキンとしては珍しい焼き方だ。特に腹の空洞に詰め物(リンゴなどの果物やじゃがいもなどの野菜を詰めることが多い)をする時はうつ伏せにしてやらないと火通りが悪くなるような気がする。
また、切り分けるときも収まりが悪いので切りに食い。チキンは胸肉が厚みがあり、背中は肉が薄い。仰向けで焼くと、確かに胸肉ん日通りは良くなるだろうが、背中の皮のカリカリとした焼け具合は楽しめない。
過去の仕事柄、鶏の骨と関節の位置は熟知しているが、それでもこの仰向け状態は切り分けにくい。ひょっとすると最近の正しい調理法は腹が上に変わっているのかもしれないので、あくまで個人的な意見だが。
味については、程よい塩味だと思う。ただ、やたらに肉が柔らかい。ローストすると脱水が激しいはずなので、この柔らかさはどうやっているのだろうと、素朴に湧く疑問だ。
確かによほどの鳥好きでなければ、ホールのローストチキンなど食べ残すに違いない。チキンのスマートな食べ方とは、某フライドチキンで買ってきたチキンを1ピース食べるくらいでちょうど良いに違いない。コンビニチキンも最近は品質が良くなっている。
まあ、違和感が大量発生した今回のクリスマスのローストチキンだが、もはやメリークリスマスなどと喜ぶ歳でもないと思い知ったので、今年のクリスマスにはもうチキンはいらない。

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