食べ物レポート

つけそばに感じた悲哀

HISの新規事業「そば」で、新業態店が開店した。たまたま機会があり、開店1週間のお店を見に行った。コレまでのそば店は、普通に蕎麦屋だった。もりそばと天ぷらそばが定番なのだから、普通にそばを食べる感覚だ。新業態は、つけそばということでちょいと雰囲気を変えている。
コレは虎ノ門にあった「みなとや」のインスパイア系と言われるそばだ。甘さの強い濃いつけツユにラー油が入っている、いわゆるラー油そばだ。ただ、みなとやインスパイア系のラー油蕎麦は、だいたいそばが太くて歯応えがある「もぐもぐ蕎麦」なのだが、この新業態では普通のツルッと系の蕎麦だった。つけつゆも思いのほか薄味というか、さっぱり系だった。
そして、1番の違いはつゆの中にたっぷりと野菜、根菜が入っていること。蕎麦つゆで作ったけんちん汁的な具沢山なものだった。この黒いツユがラー油そばの直系だとすると、もう一つの白いツユ蕎麦が進化系だろう。豆乳とバターで仕上げた白いつゆは都会的な雰囲気がある。

新規開店から間もないこともあり、朝一番から行列ができていたが、どうもその行列の正体は業界関係者がほとんどのようだ。あまり人のことは言えないが、業界関係者の注文は決まったように「蕎麦大盛り+つゆを白黒のW」というわかりやすいものだった。勉強熱心なのは良いが、こういう食い方するからデブデブになってしまう悲しい習性だ。
外食産業において、仕事熱心な者ほど我が身を犠牲にして試食を繰り返すことになる。コレが業務指示によるとすれば相当ブラックな食環境、過剰摂取による肥満の原因であり職業病認定してもらいたいと常々思っている。だが、世間一般を含め周りの人間の見る目は冷たい。食いしん坊の食道楽で、自業自得みたいな言われ方をされる。仕事熱心を貶める差別意識はやめて欲しいものだなあ。
美味しいご飯を食べられるのも、外食人の自己犠牲の上に成り立っているのだよ、と時には思い出してもらいたい。

いや、ただの愚痴ですからお気になさらず。

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