駅弁

駅弁風弁当の戦闘力

最近ほとんどコンビニ弁当を食べることがなくなった。昔は週に2回3回と食べていたことを思うと、何やら感慨深いものがある。(と、遠い空を見上げて・・・懐かしむはずがない)コンビニ弁当は好きで食べ続けていたわけではなく、超ブラックな職場環境で、食事をとりに行く時間すらなかったから、出勤前にコンビニ弁当を買っておき、5分でもすきま時間があったら一気にかき込むという暮らしをしていたからだ。なので、コンビニ弁当を懐かしむ情緒などは全くない。どちらかというとコンビニ弁当とテイクアウトの牛丼は黒歴史として封印したいくらいだ。
だから、ネットニュースで目にした「駅弁風」弁当の記事にはちょっと心が動いた。肉モリモリのコンビニ弁当とか、北海道産素材の海鮮丼弁当みたいなものでは食べる気も起きないが、「駅弁風」と言われると、何やら心が動かされる。
その記事にはあなご飯風と味噌カツ弁当の2種類が発売されると書いてあったが、味噌カツはパスでよろしい。しかし、あなご飯にはドキドキしてしまった。相当な昔になるが、広島のあなご飯のテイクアウトのため、宮島にある名店に夜の7時くらいに飛び込んで行ったことがある。なぜその場で食べなかったのかは思い出せないが、おそらく時間がなくて無理やりテイクアウトしたのだろう。格別の穴子好きというわけではないが、「ああ、これはうまいものだ」という記憶が残っている。できればまた広島であなご飯が食べたいぞ、というつよい刷り込みがある。だから、この「駅弁風弁当」に心が引き寄せられた。穴子だし・・・。

見た目はシンプルで、うまそうだ。広島で食べたあなご飯は、下のご飯が見えないくらい穴子がびっしりと敷き詰められていた。それと比べてはいけないなあ、とは理解していた。そこまでは期待していなかった。が、予想外無ことに、それなりの穴子で覆われているではないか。普通のコンビニ弁当は、おかずがちまちまと入っていることが多いが、それとは違い「穴子+おまけおかず+漬物」というシンプルさがとても好ましい。まさに駅弁風だ。
そして穴子と飯を一緒にモリモリと食べ始めた。確かに、これはうまい。数ある駅弁で大人気の山形県米沢の駅弁「牛肉ど真ん中」もこれと似たルックスで牛そぼろしか見えない弁当だが、うまさのバランスが素晴らしい。ただただ、白飯をうまく食べるためには出来上がっているという感じがする。
このあなご飯も米をおいしく食べるという「セオリー」を守っているようで、コンビニ弁当的なぶれがない。コンビニ弁当としてはちょっとお高めの599円(税込)だが、駅弁風という企画としてかんがえると、駅弁王道のご飯を美味しく食べるという意味でよくできた商品だろうと思った。ぜひ第二弾、第三弾と続けてほしいものだが、次の希望を言わせていただくと、牛肉ど真ん中系の肉そぼろ弁当、ただし、ご飯はちょっと拘った銘柄米を使っています的なものがいいなあ。牛肉ど真ん中と名乗るのは無理でも、牛肉・外角に逃げるカーブとか牛肉・レフト寄りセンター、くらいのネーミングはできそうではないか・・・。

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