旅をする

伊勢うどんとてごねずし 魅惑のお伊勢参り?

2017年の記憶 #31 昔に撮ったiPhone写真から引っ張り出してきたあれこれ

日本三大うどんといえば、秋田の稲庭うどん、讃岐うどんまでは定番らしいが、その後に続くのが諸説あり群馬渋川の水沢うどん、富山の氷見うどん、ん長崎の五島うどんなどが挙げられるらしい。個人的には五島うどんが好みだが、関東圏であれば水沢うどんだろうか。武蔵野うどんは有名うどんの仲間入りはさせてくれないらしいのが残念だ。
そして、知名度だけは抜群で歴史も長いのが、お伊勢参りの参詣者をもてなしてきた「伊勢うどん」だろう。長くて太めのうどんを甘いつゆで食す、と書けばそれなりに期待ができそうなものだが、個人的な体験をいえば「日本3大がっかり名物」級のものだった。うどんに腰がないとこんな食べ物になるのかと、そこが1番の気づきで、あとは完食するのがとても辛かった。福岡のうどんも劇的に腰がないので、日本二大腰なしうどんに認定したいくらいだ。ただ、お伊勢参りに徒歩で長距離旅をしてきた人には、食べやすくて消化に良いから人気があったのかもしれない。何事も経験することは大事だ。

カツオといえば高知みたいな印象があるが、太平洋岸の黒潮流域はカツオの産地が多い。九州でいえば鹿児島や宮崎、そして紀伊半島から静岡、千葉、宮城と黒潮に乗って北上するカツオ・ストリームに沿ったカツオ港が点在する。高知沖を通り過ぎた鰹が伊勢志摩あたりでキャッチされると手ごね寿司という名物料理になる。高知のカツオ丼と比べるとちょっと甘めかもしれないが、カツオ大好き人間にとっては、なかなかの優れものに思える。千葉や宮城では、地場特産鰹の名物料理というのを見かけない。そもそも宮城では鰹のポジションはあまり高くないようだ。マグロの二段下レベルみたいな扱われ方だと思った記憶がある。(ちなみにマグロは宮城県塩釜の水揚げが国内トップクラスなので、うまいマグロにありつける)

やはりお伊勢参りに行った時には、手ごね寿司を食べ、おかげ横丁をぶらつき、赤福で甘味を決めるというのが良さそうだ。

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