食べ物レポート

秩父に行こう その3 パリー食堂で何を食べる

町の食堂で食べる時には、なんとなくビールがついてくるようなイメージがある。特に休日の昼間は、そんなオヤジの勝手な言い分が通りそうな気がする(個人的な意見です)ので、ここは瓶ビールを小瓶で注文しよう!な気分なのだが、寒さもあってあえて日本酒をお燗で頼んでみた。そうしたら今は貴重な一合瓶のカップ酒ならぬガラス銚子酒が出てきた。札幌ススキノの安い飲み屋でカウンター一人のみの時に出てきた千歳鶴の瓶に出会って以来、ずいぶん久しぶりな気がする。

最初に酒だけが出てきて、ちびりと飲んでみたら、「あれ、秩父錦ってこんなにうまい酒だったかな」と驚いてしまった。記憶にある秩父錦はちょいと癖のある、どちらかというと重ための古い作りの酒というイメージだったのだが、淡麗系に変身しているかのような軽さだった。

自分でも初めてのラーメンと日本酒という組み合わせで、ああ、これはこれでありかと思った。今までの個人的な常識であれば、ラーメンに合う酒など存在しないと全否定だったが、そんなもの試してみなければわからないということだ。ラーメンスープを啜りながらちびちび熱燗をやるのも、オヤジの楽しみだ。

パリー食堂のメニューは、テーブルの上に載っているスタンドが全て。店内を見渡しても、本日のおすすめ的な黒板も見当たらない。麺類と丼物は町の食堂の絶対定番なので、そこに異論は全くない。ちょっと変わっているのが焼肉丼とソースカツ丼。カツ丼があるのに別建てでソースカツ丼があるというあたりが「パリー食堂の謎解き」に重要な要素だ。そして、ご飯ものと書かれた中で光るのが、この店の一押しオムライスなのだが、その隣にあるチキンライスも捨てがたい。オムライスを一緒に頼んで食べ比べてみたいくらいだ。そして、次回はゼッターイに頼みたい上カツライス。頭の中でカツとご飯のセットは思い浮かぶ。ただし、よくあるトンカツ定食ではないはずだ。オムライスの値段を超えているのだから、おそらくトンカツの周りにはパラダイスのような野菜とフルーツが鎮座しているはずだ。カツカレーも食べてみたいし・・・困るなあ。

ところがその裏面にある一品料理が、これまた悩ましいラインアップなのだ。焼き餃子から始まる中華料理の中に、ひっそりとながら存在感を示すポークソテーの異色ぶり。生姜焼きではなくポークソテーという、何やら本格洋食屋っぽい名前が怪しい魅力を全開にしている。そして、その隣にはオムレツだと・・・。卵焼きではなくオムレツなのだ。卵を技術で売るハイテクメニューが、なんと餃子より高い。そして、エビフライ、唐揚げと中華料理を拒んだ洋食ラインナップが続き、締めには酢豚と八宝菜で中華戻り。謎すぎるラインアップに心は千々に乱れるばかり。オムライスを食べた経験が、オムレツに強烈な期待を持たせるということもある。この店の技術力は高いと信じられるから、単純な卵焼きもどきのはずがない。おまけに裏読みをすれば餃子と野菜炒めというのも抜群の性能を期待できる。あと何回来れば、この疑問を解消できるか。まさしくパリー食堂は、我が心のブラックホールと化してしまって、秩父もうでが止まらなくなりそうな気配がする。

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