もうすっかり定着した感のある「〇〇じゃない方」シリーズと言いますか。定番商品の横でひっそりと活躍しているメニュの話をしよう。最初はガストの大盛りポテトフライ。ガストが拡大する時に、これをドリンクバーで長時間滞在する学生という話が、外食関係者の中でショックを与えてイラ。ファストフードの常連客がファミリーレストランに流れるという事が一つ目の理由で、二つ目はそんな使い方をされたら普通の客が逃げてしまうという話だった。結果的に、ガストは学生排除の方向に向かったようで、メニューの高価格化、ドリンクバー単品の値上げなど色々とお勉強させてもらった記憶がある。そんな昔話はさておき、ガストのフライドポテトは当たり前だが揚げたてが出てくるので、明らかにファストフードよりうまい。揚げ油がショートニングではないようだから、それも良いのだね。一見するとチープに見えるマヨとケチャップが、実はとてつもなくありがたい。ケチャプだけよりマヨ入りの方が旨みが増す気がする。これもひょっとしたら、昔の学生客が産み落としたものではないか。

ちょっと高級そうな居酒屋の昼メニューでラーメンを見つけた。美味そうだなと思い順番にメニューを確認していたが、ちょっとびっくりしたのがお値段。1000円越えだ。高級そうなのは十分わかるが、ラーメン専門店でも1000円越えするにはトッピング全部載せとか、追加スープとか色々知恵を絞るところだが。ストレートに1000円越えはほぼ初見だった。この時は昼飯後だったので、次回は是非是非食べてみようと思う高級ラーメンだ。昔、蓮田駅前のラーメン店でも蛤ラーメン1000円だったような気がするが、あれは実にうまかった。期待度が高い。やはり、一番上の塩チャーシューかな。鳥と魚介系のWスープは、今は定番の感もある絶品だし。でも、この店は肉料理専門店らしい。

牛丼屋でたまたま朝食を食べようと入った時に、なぜか目に止まってしまったのが、朝蕎麦の一言。そしてなんと自動販売機のくせに(くせにとは失礼か)、グレードアップ推奨販売機能まである。なので、ぎゅうどうんやの定番朝飯、納豆目玉焼きセットには目もくれず、朝蕎麦+牛肉トッピングにしてしまった。そもそも、この店はうどんと牛丼の店なのだから、二重に「00ではない方」という注文になった。牛丼の具をトッピングにした麺は、実にうまいものだ。チャーシューなどよりも肉トッピングとしてはレベルが上? のような気がする。

という事で、最近は絶対定番を差し置いて、その店の隠れた2番目定番みたいなものを注文する事が多くなった。偏屈オヤジ化が進んでしまったという事だろう。