Go To トラベルがようやく活躍を始めているらしい。ただホテルが満室かというと微妙な感じだが、ホテルの価格は予想通りコロナ前の水準に戻りつつある。来年1月の政府キャンペーン終了後は、相当また落ち込むような気がするし、追加施策が必要だろう。もう一つのGo To eatも知人たちは活用しているようだが、お望みの店が対象ではないことも多いようで。まあ、それはクーポンを使う時と同じことだから仕方がない。

札幌観光といえばここに行けみたいな話はあるたくさんネットで載っているが、実は意外と人気がないみたいなテレビ塔が実は穴場だと思う。地下の食堂街は個性は揃いで面白い。ラーメン店に点は相当渋いラインナップだ。有料エレベーターで展望台に登ると、テレビでよく見る大通り公園の景色が一望できる。反対側で札幌東部を見れば、北海道がただただ平面であることが実感できる。「てれび父さん」というユニークキャラもいる。夏には展望台からダイブもできる。南側のファッションビルにあるローカルパン屋で「ちくわパン」を買って食べるのが良い。これはサッッポロの蔵名物だと思う。

北海道開基150年と言っていたのが2年前だから、築50年の記念塔が札幌東部の公園にある。というより、この塔を建てる時に原野を公園化したというべきか。公園の中は一度迷うと遭難しそうなくらい広い。学生時代に遭難しかかった。この記念塔がある西側から公園内に侵入し、道に迷って彷徨い歩いたらJRで二駅近く離れた場所から出てしまった。今だとGPSで道に迷うことはないが、当時は携帯もないので、「磁石」を持って地図を片手に歩き回るオリエンテーリングなるスポーツがあった時代だ。なぜここが札幌観光のおすすめになるのかといえば、近くに北海道開拓の歴史を保存している開拓の村と博物館があること。そして、JR・地下鉄を使いバスで10分くらいの場所なのに、北海道の自然が生で体験できる(道に迷えるくらいの原始林を歩く)からだ。札幌都心などミニ東京やミニ大阪でしかない。名古屋や福岡の都心部はほぼ同規模。だから街中は歩いてもつまらない。藻岩山からの夜景は三大夜景ランキング入りしたが、5分で見飽きる。札幌郊外には自然の名所に恵まれているが、熊と出会わないでの自然環境は貴重だ。札幌南区では当たり前に熊が住宅地(それも密集地)に出没する。
北海道に行ったら美味しいもの食べようも良いけれど、延々と自然の中でくたびれるまで歩くというのも良いかなあと。