旅をする

ハワイ雑記 その3 ピザに行こう?

誰もいないビーチを歩くと不思議な気分がする。ワイキキの芋洗い状態のビーチ以外では、オアフ島のどこに行っても人影はまばらだ。昔のボスがエルビス・プレスリーの熱狂的なファンで、エルビス主演のハワイ映画を見せられたことがある。おそらく昭和30年代のハワイなのだと思うが、ワイキキの街並みの圧倒的古さに「ここは違う」と突っ込んだら、しみじみぼやかれた。そこは見るところではない。エルビスを見ろと。
今考えれば、ずいぶん失礼な事をしたのだが、それくらいオールドファッションなワイキキは衝撃的だった。なんといってもビルがないのだ。今やエルビス・プレスリーを覚えている人も少ないだろう。ただ、その頃のハワイと今のハワイ、ビーチに関してはあまり変わりがないのではないか。

ワイキキからダイヤモンドヘッドを越えて東に進むとカハラ地区で、ここは高級住宅街。庭にプール付きの家がゴロゴロある。そこを通り過ぎて、20分ほど車を走らせるとホノルルから離れた「村」というか郊外住宅地のそのまた外という場所になる。そのローカルなショッピングモールにあるピザ屋まで遠征した。目の前に並ぶトッピングから好きな物を選んで焼いてもらうフリースタイルのピザだが、その作り方の荒っぽい事。チーズもサラミもガシッと一掴み。生地の上にバラバラ撒いておしまい。当然、あちこちに偏っているので、見た目は実に格好悪い。日本のピザ屋がこんな物を出したらクレームの嵐だろうなとは思うが。そこはハワイなので、なんの問題もないという事だ・・・。生地はアメリカンというしかない。厚めでもっそりとした食感がある。アメリカ小麦特有の匂いも強い。日本の小麦は完全輸入品なので、世界最高級の粉を使っている。だから甘い匂いの柔らかい生地が作られている。本場イタリアより小麦の質は高い。(その分、関税で何倍もの値段を払っているが)
アメリカでは国産品保護のため、小麦はアメリカ産限定になる。そしてアメリカの小麦は、ピザには向かないグルテン分の低い小麦しか取れない。つまり、アメリカの生地は明らかに日本人にとってはまずいのだ。(まずいが間違っているとすれば、口に合わないという事だ)
ただし、チーズの値段はとてつもなく安いので、これでもかとチーズをかける。小麦の味が分からなくなるくらいかける。トッピングは日本の普通の宅配ピザの3倍くらい乗っている。ソースは塩分が強く、ハーブも強い。だから、総合されると暴力的な味付けというか、調和と言うより共闘していると言うか。でも、これがアメリカンピザだ。個人的にはイタリアのピザよりも好みだ。
ハンバーガーやフライドチキンも同じ系統・種類の食べ物で、アメリカンが薄味なのコーヒーだけ。アメリカンフードはストロングスタイルが基本。このサイズのピザは2人でも持て余すボリュームだった。(残りはしっかりテイクアウトした)

夕方にワイキキの西の外れ、軍人専用の休暇施設の前を散歩しながら、明日は何を食べに行こうかと考えていた。この場所はあのド派手なトランプタワーの近くにあるが、軍人専用施設なので人影もまばら。広々とした芝生のあちこちに昔の大砲が置いてあったりするのでちょっと変わっているなとは思っていたのだが。ハレクラニホテルとヒルトンハワイアンヴィレッジの中間にあるのだから、実はここがワイキキで一番良い場所なのかもしれない。ここの芝生でビールを飲みながら昼寝でもしたら気持ちが良いかと思ったが、ハワイ州では屋外の公共の場での飲酒は禁止。たまに公園で酒を飲んでいる人は、紙袋でビンやカンを隠しながら飲んでいた。

日本人的な常識では逮捕されてしまうところだった。あぶないあぶない。

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