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札幌観光の代表 ホテルとらーめん

札幌観光といえば何があると聞かれると、実は意外と見るところがないのだよね、というのが正直な答えだろう。観光名所としてあげられるのは
街中だと時計台と旧北海道庁、そして大通り公園。郊外に出ると例の有名なクラーク先生の像がある(像があるだけの)羊ヶ丘と夜景が綺麗な藻岩山。ここも昼に行くと大抵はモヤっぽくて街が綺麗には見えないので・・・以上でお終い的な感が強い。元サッポロビール工場だったビール園はジンギスカンのレストランだし、札幌オリンピックのジャンプ台(今から50年近く前だから前世紀の遺物だ)は見て楽しいか?

札幌観光の拠点はここが一番便利 グランドホテル
おまけにラーメンサラダの発祥の地 

だから札幌観光の目玉といえば、やはり「食べる」になるのではと思う。ただし、食に関していうと北海道にはあまり伝統がないし、郷土料理的なものも少ない。あったとしても大体が東北地方がルーツで、それを北海道ものと錯覚している。さすがに「鮭」と「かに」は北海道のだろうというかもしれないが、鮭もカニも旨いやつはだいたいロシア産だと思う。日本の領海のものはとりすぎて貧弱になっているからだ。
海産物では鮨がうまいと思うかもしれないが、残念ながら北海道近海の魚種はびっくりするほど少ない。ホッケとたらを除いてしまえば、あとは何が残るかくらいの残念さだ。(確かに、エビは多いが・・・)ホタテは青森の方が本場みたいだし、イカは最近すっかり漁獲量が減ってしまった。

さて、「食う観光」に力点を置いて拠点を決めるとなると、ホテルはススキノから少し離れていた方が良いと思う。地元民のよく行く店は札幌駅から大通り公園あたりが多い。ススキノにも名店はあるがオフィス街の店の方がより日常使いでコスパも良い。となるとやはり泊るべきは札幌グランドホテルだろう。(ただし、今年は6月いっぱいまでコロナのせいで休業していた)何と言ってもタクシーに乗って、住所を言わなくても絶対に間違われないホテルだ。旅先でタクシーに乗って似たような名前のホテルに連れて行かれるほど困ることはない。これは全国あちこちで度々経験している。(個人的には札幌駅周りにあるグランドではないホテルを愛用しているが、観光客にはグランドホテルだろう)

札幌味噌ラーメンといえば 「けやき」か「三平」か

北海道で食べるとしたら、ラーメンだと言いたい。ススキノにあるラーメン屋は人気店もあるが、当然ながら地元民+観光客という構造なので、まあ、色々と文句をつけたくなるところもある。しかし、首都圏にある街中華風居酒屋のような、なんでもありますという店は少ない。ラーメンとせいぜい餃子が置いてあるくらいのストイック(怠け者?)な店が多い。競争も激しいのですぐ潰れるが、新規参入も多い。おまけに、なぜかラーメン1杯の値段が東京と同じか、それより高いというオーバープライスを札幌の住民が許している不思議さだ。
最近は締めパフェなる超高級物も流行っているが(1500円前後らしい)、化学調味料たっぷりの味噌ラーメンはやはり捨てがたい。そもそも札幌では街中に残っている老舗といえば、ラーメン屋くらいのものだ。鮨屋も老舗はとっくに廃業し、人気店はニューウェーブだ。名物居酒屋というのも実は意外と少ない。

札幌でしっかりとお勧めできるのは、長く続いたラーメン屋と、高価格なローカル回転寿司に尽きる。(全国チェーンの回転寿司は札幌では実に店が少ないので見つけるのも大変だが)
テレビの旅番組に出てくる市場の隣の店みたいなところに行って後悔してはいけないよ。

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札幌グランドホテルで出会った悲劇?

札幌で一番格式の高いホテルといえば、大多数の人がここ「グランドホテル」をあげるのではないか。皇室の方が泊まる貴賓室があると聞いているが、見たことはないので(当たり前だ)、都市伝説ではないだろうかと疑いもするのだが、多分本当だろう信じている。ここ以外の古いホテルといえば札幌パークホテルくらいだろうか。

名門ホテル

ビジネスの打ち合わせでここのコーヒーショップを使うことがよくある。ロビーで待ち合わせということも多い。今回も仕事先の相手と、何も考えずにロビーで待ち合わせとしたのだが、集合時間の10分ほど前に入り口について、何やら怪しい気配がする。中が暗い。明らかに「暗い」。おまけに車回りにタクシーもいなければ人の出入りもない。ホテルといえば365日24時間、出入り自由というのが常識だったが・・・。
なんと、コロナの影響で休業中という張り紙。あれまあぁぁぁぁ。おそらく、生きている間に2度と見ることがないだろう、ホテルの正面入り口の「シャットアウト・クローズ」だった。

いつもは人の出入りが激しい正面ドア 誰もいない

慌てて待ち合わせの約束を変更するべく電話をしたが、相手もそんなことがあるのかと笑っていた。
その後で、ホテルの近くの「中華と鮨」という変わりコラボの店で、ザンギをつまみにサッポロクラシックを飲み、北海道の地酒で刺身を摘んだのだが、これも明らかにコロナによる品質アップグレードの恩恵をこうむっていてびっくりするほどの良いネタがいつものお値段で。
ウニにつぶに中とろときたら・・・。

高級ネタのてんこ盛り 海水うには絶品だった

なんだか休業しているホテルには申し訳ないくらいだが、営業しているお店も大変なんだなと妙に納得した日だった。