食べ物レポート

旭川ラーメン

旭川ラーメンとは、札幌のラーメンとは異なる、北海道のもう一つのラーメン文化だと思う。有名な店はたくさんあるが、梅光軒はお気に入りの一つで、ここ最近あちこちにお店が増えている。大変結構なことだと思っていた。

旭川ラーメンの特徴は、歯応えのある麺にある。スープは濃厚で、典型的な厚みのあるラーメンだ。

ショッピングセンターのフードコートに出店していたのは知っていた、気にはなっていた。たまたま時間があったので、久しぶりにここのラーメンを食べてみようとした。期待感満タンだった。

見た目は懐かし風の味噌ラーメンで、これは普通にうまいだろうと思う。ルックスに問題はない。ところが・・・、実に残念なことに麺の茹で加減に大きな問題ありで、博多ラーメン風に言えばバリカタというか、麺の芯が固い。パスタで言えば強めのアルデンテというか、これ生でしょうといいたくなるレベルだった。おまけにスープが薄い。明らかに味噌の味が足りない。

やられた感と敗北感。せめて醤油にすればよかったかとか、ひょっとして早く食べすぎたのか、もう少し麺が伸びるのを待つべきだったかとか、自問自答したが残念感は消えない。千歳空港で食べた時の残念感が蘇ってしまった。

梅光軒の皆さん。ぜひ昔の通りのおいしいラーメンお願いします。

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Back to the 80’s

ザンギを食べに「布袋」に自転車で行った。9月の初めとしては格段に暑い日だった。最近の札幌は夏でもカラッとした天気にならない。湿度が無闇に高いのは、インド洋から流れてくる暖気のせいらしい。そして、その影響は店内の蒸し暑さと言う問題につながる。ともかく暑い、待っている間に汗が出てくる。エアコンも効き目はない。

ザンギ、うまし

ザンギを一個だけ注文できるのはありがたいが、メニューに載っているのは3個からなので、いわゆる裏メニューというやつらしい。ザンギを食べながら、ラーメンが出てくるのを待つ。汗が止まらない。

ここで醤油ラーメンを食べるのは初めてだったが、なんと想像外の品物が出てきた。予想していたのは、もっとこってりした今風のラーメンだった。現物は、昭和中期のラーメンで、今時なかなかお目にかかれない簡素なもの。まずいとは言わないが、今でもこんなのを懐かしがる人種はいるのだなと、妙に安心した。店内の暑さは、確かに昭和中期のエアコンなど存在しない町中華を思い起こさせる。その中でフーフーしながら食べたラーメンは、まるで中学生の時代に戻ったようで、プチタイムスリップ経験だった。

醤油ラーメンでこうだと、味噌ラーメンはどうなのか?名物麻婆ラーメンは後回しで、味噌ラーメン確かめなければ。

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米風亭の油そば

もはや老舗の風格があるレストランというかパフが、札幌都心部の外れにあって、ここはわざわざ行く場所だ。ついでの用事にするようなものや店は辺りにない。あえて言えば、本屋に買い物に行った時か?札幌市内は本屋がほぼ壊滅したので、大型書店はとろも貴重な市民の財産だ。その本屋で買った本を薄暗いパブでパラパラと眺めるというのは、趣味の良い生活だと思う。

この店の本領は夜のビールにあるのは間違いないが、実はビール以外の名物がある。油そばだ。札幌では油そばの草分けの店でもあるはずだが。構成はシンプルで、肉とメンマと乗りだけ。めいいっぱいぐちゃぐちゃに混ぜた後でもぐもぐ噛み締め食べるのは、油そばの定番的な食べ方だ。梅雨はあまり辛くないまいるどけいだった。普通にうまい。油そばはなかなか難しい食べ物で、「ふつうにうまい」店が少ないのが特徴だから、うまいのは本当にありがたい。昼前の早い時間だったので、店内には客はいない。遠慮なく音をたてて麺をすすってもよいのだが、油そばだとせいぜいもぐもぐの頻度が増えても音無しだしねえ。

よくつけ麺とか油そばは麺を食うものだから大盛りにせよ、みたいな無責任なお勧めがあるが、それに騙されると最後に「麺に飽きて」持て余すことになる。麺の食べ残しは罪悪感が大きいので、まずは普通盛りで様子を見てから、次回に大盛りにするかどうか決めるようにしている。

ランチメニューはシンプルで良い。歩いてくればビールと油そばの組み合わせが絶妙だと思う。麺は。普通盛りでちょうどよかった。次回は辛口の方を食べてみよう。

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ご馳走のあるところ

札幌駅地のレストラン街で豪列のできる人気鮨店に昼のピークを外して行きいっぱいやるのは無常の楽しみだ。ところが最近は昼のイークでも満席にならないし待たされもしない。これは相当困った状況だ。ということで、せっせと応援がてら一人鮨に励むことになる。

タコの吸盤ポン酢というのは、実に北海道の鮨屋らしい料理ではないか。北海道のタコは大きいので、当然タコの足から取った吸盤はそれなりのおおきさだ。コリコリとした食感を楽しむものだが、東京あたりのタコだと吸盤が小さいので、こうした食べ方はできない。せいぜいタコブツだが、なんとおいうかタコ料理としての格は明らかに9番の勝ちだ。(エヘン)

その後は握りで店長お任せあたりを頼めば良いのだが、これもわがままで偏屈な注文をする。好きなものを好きなだけを貫きたい。順番なんかどうでも良いのだ。

いきなり新香巻を頼む。前にも書いたが、中身は旧流の奈良漬で、店によってこの奈良漬けの味が違うから、うまい新香巻の店と好みの合わない店ができる。鮨屋からすると奈良漬で好き嫌いを決めれれるのは腹立たしいだろうが。

締めにはこってりとしたしめ鯖にする。マグロで締めるなど、ここ何年考えたこともない。札幌ではそこそこの鮨屋は(回転寿司でも)自家製しめ鯖の店が多いので、これもまた食べ比べの楽しみがある。ここの店はちょっと酢がきつい。店によっては酢の味がほとんどしないものもある。

立ちの鮨屋がすっかり高級飲み屋になってしまったので、腹一杯スシを食べるのなら回転寿司に限るというのが札幌の常識らしい。そう言えば、全国チェーンの某回転寿司御三家は、さっぽろではほとんどみかけないからなあ。

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甘いもの

札幌東区の外れに用事があり、地下鉄から降りてみたところに新規開店の面白い店があった。大福屋と書いてあったので和菓子の店だとおもったら、大福よりパンがメインの店だった。

コロナ対策なのか、店内の空間は広い。豆大福には厳重注意。うますぎる。

大福餅は山盛りになれべられていて、だいたい100−150円くらい。試しに粒餡と豆大福を買ってみたが、あんこがたっぷりでずっしり重い。餅米は北海道産を使っているようで、これは良い店を見つけたと思っていたが、ついでに買ったパンがこれまたうまい。駄田、どちらも出来立てのせいかとても柔らかいので、鞄の中で潰れてしまう。次回行くときは弁当箱でも持っていかなければと思った。札幌は時々こんな「良い店」が、街の端っこにいきなり開くから本当に不思議だ。

ミックスソフトもあるがショコラ一筋で浮気はしない(笑)

丸山の外れにあるショコラティエのお菓子はとてつもなく好みなのだが、札幌駅に支店を出して、その後は千歳空港にも2軒お店があいた。待合ロビーの店は、全日空側にあり、東京へ戻る飛行機の待ち合わせの時にたまに利用する。お目当ては「パン」だ。札幌駅のお店では、朝イチで売り切れたりする人気商品で、お土産に買おうとしてもなかなか手に入らない。ところが、この空港ロビー店だと、午後の早い便であれば買える確率が高い。その「パン」が買えた時は、ついでにショコラソフトクリームを食べることにしている。

食べ終わるのが惜しい、悲しくなる困ったソフトだ。普段はあまり食べないソフトクリームだが、滑走路に止まっている飛行機を見ながら食べる。ちょっとしたプチ贅沢で、小さな幸せを感じるひと時だ。

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セルフメイクのうどんで朝飯

ネットで読んだコラムに、世の中でいちばん安い?ご飯の食べ方みたいな話があった。うどん屋に言いてライスのみを注文し、その後トッピングで取り放題の天かすとネギと醤油をかけて食べるネコマンマ、というものだった。この話が妙に気になっていて、時間ができた時に一度やってみようと思っていたのだが。

羽田空港でちょっと時間があり、軽く朝飯でも食べようとした時にこの話を思い出した。店内はなかなか賑わっていたが、いつもの通り注文の行列に並んだまでは良かったが、「注文は?」と聞かれ、思わずざるうどんと答えてしまった。確かに、うどんの注文の行列に並んでいながら、うどんはいりませんというのはかなり難しい。はっきりうどんではなくライスが欲しいと言えば良いのだろうが。ついでに、ライスと天ぷらでセルフ天丼にするのだとでも言えば良いのだろうか。うーん、これは難度高い。

ということで、仕方がなしにザルうどんでねこまんまもどきを作ってみた。梅雨にはたっぷりと天かすとネギを入れ、うどんの上にかつぶしを乗せ、つい手にわかめももらってきた。ザルうどんだけでは情けないと思い、ちくわてんんも注文したが、これは贅沢だったと(笑)食べる時になって後悔した。

ザルうどんの代わりに「ライス」を頼む勇気があれば、確かにセルフメークのネコマンマが食べられることが分かった。それだけが今回の収穫だ。食の冒険には勇気が重要だ。

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埼玉の味噌ラーメンと長野の味噌ラーメン

埼玉県北部から南に進む幹線道路沿いは、あちこちにレストラン集合地のようなものが出来上がっている。面白いのはマクドナルドやKFCのような洋物ブランドは、あまりその塊の中に入っていない。一軒だけ群れずに別なところに立っているのが妙におかしい。

そんな街道筋のどこかで昼飯にしようと思って、ふらりと入ったラーメン屋がなかなか楽しかった。

世の中、いつの間にか味噌ラーメンブームなのかなと思う。豚骨ベースのガツンとした味なので、濃厚という感じが強い。現在のトレンドらしき魚介系+豚骨合わせたWスープとは違う。味噌の強さで豚骨を押さえ込むという感じだろうか。豚骨スープの臭みはほぼないので、ラーメン屋としてスープの取り方が上達しているのだろうか。あとはチャーシューという煮豚が大型化していることも特徴だろう。店員さんのお勧めは、おろし生姜たっぷりで唐辛子だそうだ。確かに生姜は味噌味にあう。麺は中太で、濃いスープにぴったりだった。

白地に黒で感じの看板というのも、最近はやりなのか。わかりやすいのが一番だなと、つい看板の写真を撮ってしまった。五穀味噌とは聞きなれない言葉だなと思ったら、麦米大豆胡麻落花生なのだそうだ。葉はブレンド味噌らしい。

ハルピン味噌ラーメン

似たようなラーメンを長野県諏訪で食べた。こちらは信州味噌を使っているので、全体的に甘い。名店ハルピンラーメンが出した味噌味拡張型なので、辛味噌ものっている。幸楽苑が閉店したところで繁盛しているので、色々と考えさせられた。

味噌ラーメンがあちこちで同時並行進化しているようだ。頑張って欲しいものだ。

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山籠り調理日記7 バナナときゅうり

見た目が悪いが、これはバナナを炒めたもの。味付けはちょっとだけマヨネーズで、焼き鳥の缶詰をひと缶使っている。バナナは皮の表面に茶色い点々がで始めたくらいの柔らかめのものをつかう。薬味で紅生姜と乾燥ネギをかけてみたが、まあ、彩り程度で味の変化はない。バナナは炒めて食べるとうまい。香りが強い方が良いので、安物のバナナではなく、ちょっとお高めの方が良いと思う。焼き鳥缶は常備しているので、バナバが完熟になりちょっと危ないかというタイミングでよく作るのだが、安物の赤ワインにはよく合うと思う。

昼のテレビ番組で、なんちゃってカレーのレシピーがうまそうだったので、とりあえずチャレンジしてみた。玉ねぎ半分を飴色になるまで炒め、トマト一個を投入する。トマトに火が通ってペースト状になったら、クミンとコリアンダーとターメリックを小さじ一杯ずつというアバウトなものだが、これがなかなかうまい。ただし、正確に計量していないので何度作っても微妙に味が違うのはご愛嬌というものか。それに炒めて挽肉を合わせて、蕎麦つゆで味を整えたキーマカレーもどきを作ってみた。米が炊き上がるまで待ちきれず、きゅうりを切って載せてみたら、なんと予想以上にうまいではないか。ということで、早速キンキンに冷やした日本酒「水尾 純米吟醸」(長野県)でいっぱいあることにした。なんだかとてつもなく納得した、なんちゃってもどき料理だが、所詮料理は順列組み合わせなので、満足すればそれで良いのだ。

近くのパルコにある肉屋で、最近オーストラリア産のサーロインステーキ用肉 150g ¥440を売っている。スーパーのステーキ肉は肩ローズが主流になった感じがするが、サーロインがうまいよねと思う。それも和牛では脂が乗り過ぎなので、アメリカ産かオーストラリア産が良いのだが。さっとミディアムレアにあぶったステーキに安いワインで、あるいは高い日本酒(安い日本酒は肉と一緒に飲んではいけないという個人的偏見)で一杯やる時に、バナナやきゅうりはよく合うのだよね。

冷蔵庫の残り物整理の時にでもどうぞ。

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埼玉のエース

所沢に本社のある「山田うどん」が、どうやら全店「山田うどん食堂」に変更したようだ。

黄色いカカシの看板は相変わらずだが、食堂化によって定食が増えたのはありがたい。最近の山田うどんはなかなか味が良くなっていると思うのだが、20年以上前に初めて食べた時は、実にがっかりしたものだ。

埼玉県の道を走っていると、15分に一軒くらいの感じで山田うどんの店が登場する。密度で言えばガストよりは多い。セブンイレブンよりは少ない、感覚的にはそんな密集度なので、埼玉県民にとっては、あって当たり前な山田うどんだ。ただ、うどん県と言われる埼玉のデフォルトスタイル「むさしのうどん」とは違って、うどんの腰は極めて弱い。なので、山田うどんでうどんを食べることはないのだが、今回初めて気がついた「肉汁うどん」は、典型的な武蔵野うどんなので、これは試してみても良いのではと思うが・・・。ただ、いつものうどんだとすると腰のない肉汁うどんかあ。ちょっといやだなあ。

というわけで、うどん屋で安心して食べられるのは、蕎麦とチャーハン、あとはカレーという不思議な使い方になる。どれも普通にうまいし、お値段はリーズナブル。最近は女性の一人客も見かける、普通の食堂になってきたようだ。

ああ、すっごくうまかったと思って帰ったことはないが、なぜか看板を見ると入りたくなる不思議さ。山田うどんは埼玉のエースだ。

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山籠り調理日記6 夏野菜を食う ちょっとイタリアン

ズッキーニという野菜が結構好みだ。夏になれば一本50円くらいに値下がりするので、その時期には大量に食べる。焼いたものをポン酢で食べる、焼きなす的な食べ方も好きなのだが、一番はやはり煮物にするカポナータ(イタリア料理だ)だ。ラタトゥイユ(フランス料理)とどこが違うのか、よくわからないがここはカポナータで押し切る。

とりあえずオリーブオイルとガーリックで炒めた夏野菜(ズッキーニ、ナス、その他適当)に塩胡椒で味付けし、トマトを何個か放り込む。トマトの皮剥きをしたい時は、トマトを丸のまま冷凍にして、それを水洗いするとあっという間にむける。好みでブイヨンの素を入れても良いし、めんつゆを入れても良い。ひと煮立ちしたところで、真空保温鍋に移し2時間ほど放置する。弱火で煮込んで焦がしてしまうこともないので、煮物料理に真空保温鍋は必需品だ。

カポナータ?

食べるときに、サッと火にかけて温め直しにするのだが、そのまま冷やして「冷やし野菜」にするのも良いと思う。厚めのトーストのたっぷりとかけて食べるのもうまい。余った時はジプロックに入れて冷凍保存だ。

フライパンでごった煮する

調理は基本的にフライパンを使うが、火の通りにくいものから順番に入れることに気をつけるくらいで、実に怠け者の料理だ。カレーを作る時も似たような行程だが、煮物とはそんなものなのかもしれない。
肉なしで作るのが、カポナータの良いところで、これをソースがわりにして肉を食べるとちょっとゴージャスな料理になる。ローストポークの付け合わせ兼ソースみたいな感じだ。
あとは、前日の残りご飯をサッと水洗いして、その上に冷えたカポナータをかけて「冷やしおじや」にすると、暑い夏の朝飯にはぴったりだと思うのだが。カポナート丼+温泉卵もなかなか捨てがたい。

手抜き料理なので、一度作れば色々楽しめる。