
おそらく関西圏で住む人であれば、知らない人はいないほどの知名度があると思われる「中華饅頭」の老舗、551ホーライだが、基本的に店舗で製造して蒸しあげた饅頭を売っているので、再加熱する必要などほとんどないはずだ。
ただ、出張などで大阪に訪れた帰りに土産に買うチルド品は、しっかりと冷却してあるので無識やレンジで加熱する必要がある。ちなみにチルド品は通常店では販売していない。新幹線の駅売店や空港では温かいものと並行して、冷たいものも売っている。そして、そこでだけレンジアップ容器が別売りされている。面白いのが「電子レンズ用」というだけでなく、電子レンジ用「セイロ」であることだ。

電子レンジ専用の加熱容器は100円ショップをはじめとしてあちこちで販売されているが、野菜蒸しやパスタ、インスタントラーメンなどに使用するものばかりで、実は饅頭専用の加熱道具というのはあまり見当たらない。最近ようやくダイソー製が発売されたが、それとは見た目から違う威厳が漂うほーライ特製せいろだ。
赤い内部容器の下に水を入れてレンジアップする。下から蒸気が上がり単純なレンジ加熱ではなく、加湿加熱になる仕組みだった。これは相当期待して良いものだろうと、ワクワクしながらチルドの饅頭を温めてみた。

結果は、期待通りとはいかなかった。おそらく上記の出が少なすぎるのだろう。水を入れすぎたのかもしれないが、せいろで虫あげたようなふかふか記事にはならなかった。饅頭上部の皮は比較的固い。まあ、こんなものかもしれないのだが、期待値が高かっただけに残念だ。今後の改良に期待しよう。
この後ラップで包んでレンジアップしてみたら、その方が上手にできた。なにごとも簡単にしようとすると難しくなるものなのだな。