食べ物レポート

姫路駅ホームのそば

テレビ番組で鉄道を取り扱う時には、とても登場回数の多い有名な場所が、ここ姫路駅在来線ホームにある立ち食い蕎麦屋だ。
ホームの蕎麦屋がどんどん消えていく時代に、今でもしっかりと存在感のある店舗?で営業中ということも理由だろうが、ネタになる最大の原因は「麺」にある。暖簾に書いてある通り「名物まねきのえきそば」を食べるとそれがわかる。

店舗が車両を模した形になっているのは「鉄道愛」あふれる経営のせいだろうか。なつかしの国鉄カラーだから余計に郷愁感が漂う。

早速、えきそばを実食することにした。トッピングはかき揚げだ。出てくるとすぐにわかるが、麺が蕎麦ではない。黄色味を帯びた中華麺だ。ただ、いわゆるラーメンの麺としての歯応えや固さなどは感じない。どちらかというとうどんよりの柔らかい麺だ。 
出汁はいわゆる関西系の濃いだしなので中華麺に負けることはない。むしろ東京で食べる立ち食い蕎麦屋の濃い味付けをはるかに超えている。この蕎麦の主役は明らかにつゆだった。

良いものを食べさせてもらった。駅そばは奥が深い。

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