
今年の夏一番美味いもの、というにはまだ早いかもしれない時期だが、もうこれに決めてしまっても良いと思ったのが、和歌山城天守閣前にある茶店で食べたかき氷だ。いちご味でトッピングはなし。ザクザクと食べているうちに、頭がキーンと痛くなってくるのもお約束のかき氷を一気に食べた。
舌が冷たくなって味がわからなくなる頃には、ほぼ氷を食べ切っていた。カップの底に溶けた氷がシロップの赤に染まっている。それを一気に極々と飲み干して終了。ここ10年くらい、そんなことをしていなかったなあ。暑い夏にはかき氷が、正しい日本の過ごし方だ。冷房のよく聞いた部屋でアイスコーヒーなど飲んでいては行かない。アイスラテなどもってのほかだ。

お茶屋の前には、なぜか顔の穴あきの撮影ボードがあり、おまけに忍者だった。和歌山城にいたのは、「何の忍者」だったかなあ。根来衆、雑賀衆は鉄砲軍団だったはずだし。きっと、何か和歌山に謂れがある忍者と女性なのだと思うが、暑さのあまり調べる気もなかった。これがこの夏一番の疑問ですねえ。