食べ物レポート

好物だけ食らう寿司屋

サバ巻きが食べたくて、回転寿司にいった。このサバ巻きという不思議な巻物はどこの店にでもあるわけではない。北海道を代表するハイパフォーマンス回転寿司屋各社でも、サバ巻きを置いているのは一つだけだ。全国チェーンではお目にかかったことがない。これだけを5皿食べて帰ってるという荒技に出るのは、何とも店に申し訳ないので、一応は客としてあれこれとバランスよく注文しなければと思う。しかし、本音で言えばサバ巻5皿食べてささっと帰るのが良いのだが……………

追加の一皿は、このアマだれのついたイカゲソが好物なのだが、お江戸の場合ゲソがモンゴウイカの時がある。あれはいただけない。やはりマイカの柔らかいゲソが良い。このアマだれ付きゲソも5皿くらい注文したいのだがグッと堪える。
この回転寿司店は、紙に注文を書いて渡す仕組みなのだが、受け取った従業員が注文の品をいちいち全部読み上げる。「カウンター〇〇番様、げそ、アマだれ付き、5皿、ありがとーう、ございまーす」などと復唱されると、こちらは相当に恥ずかしいではないか。これが、ウニ5皿だとちょっと違うかもしれない。ちなみに、ゲソもサバ巻きも、どちらも最低価格品なのだ。美味さと値段は関係ないのだけどなあ。まあ、万人向けのうまさと自分の好みは一致していないからなあ。

そこで、ちょっと見栄を張る感じもあるが「本日のおすすめ」花咲蟹を注文した。これはお高い皿だ。5皿注文しても見栄を張れる。が、数量限定と書いてあるので、それを独り占めにするのはいかがなものかという配慮も脳裏を掠めていくので、一皿に限定する。
花咲蟹はうまい。タラバガニより美味いと思う。ただし、小ぶりなカニで殻も固い。自分で捌くのはなかなか骨が折れる。大抵は指先を怪我する。甲羅のトゲトゲが刺さってしまう。だから、花咲蟹は誰か他人に処理してもらえると嬉しい。
花咲カニを食べていたら、裏メニューである利尻ウニのおすすめコールがあった。カニを食べ終わったら注文しようかと思っているうちに、速攻で売り切れた。回転寿司はその場の勢いで注文しないといけない反射神経ゲーム場になっているとは知らんかった。売り切れの原因はインバウンド客の中に、ものすごい量のウニを注文したやつがいたらしい。うーん、金持ちは迷惑行為をやめてくれ。ウニの買い占めは国際条約で禁止してほしい。

回転寿司も今では政治の場になっているなあ。ちなみに、利尻のバフンウニは、ウニ世界のエンペラーだから、本当に希少なんだよね。

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