
高知駅改札口を入ると階段でアンパ◯マンチームがお出迎えしてくれる。ただ、この階段アートはおとなの視点だと、ちょっと高すぎて顔がしっかりと見えない。おそらく小学生以下の子供であれば、その身長からくる視点の高さがちょうどになるのではないか。ちょっと見上げる形でしっかりとキャラクターの顔が見えるのだろう。
ホームに上がるとテーマソングもかかっている。キャラクター・デコ列車は岡山発だが高知駅で停車している。なんとものどかな景色だ。
JRグループで四国と北海道は単独での生存が難しい状態になっている。稼ぎ頭の新幹線がないということもあるが、基本的にローカル線の客数が足りなすぎるということに尽きる。乗っている乗客は、地元民であれば交通弱者である高齢者と学生しかいない。となると外来者、観光客をジャンジャン乗せる仕組みが必要になる。子供向け列車はソロ観光客ではなくファミリー層を対象にするので、動員数の水増しが可能だ。まさに、アンパ◯マンは比較的小さい子供向けのキャラだし、うってつけの人気者だろう。
鉄道を廃線にしてバスに変えてみたところで、バス路線も維持できないほど地方の公共交通は弱っている。やはり観光客誘致が優先課題なのか。
東北では震災後に鉄道路線を改良してバスを走らせるようにしたBRTが新しい試みだが、これを喜んでいるのは「乗り鉄」くらいのものだろう。もう少し対象を広げることはできないか。いちばん効率良さそうなのは熱い(厚い)支持層がいるアニメキャラとのタイアップだが。完全自動化運転が当たり前の時代になると、鉄道路線は一種の高速道路のようになるので、鉄オタ、アニオタ向けに特化した再生が可能かもしれないなあとホームで考えていた。

高知名物田舎寿司は、作り手によりさまざまな変化があるようだ。いつも買うのは日曜市に出ているおばちゃんたちの店だが、スーパーなどの食品売り場ではほとんど見かけない。気になってイオン高知まで出かけてみたが、あのローカルネタ大好きイオンも、これには手を出していないようだ。トッピングに使われるミョウガとか筍がなかなか乙な味なのだが。酢飯にゆず果汁を使っていると、これまた爽やかな野菜寿司という感覚が強まる。
お江戸の寿司屋もお勉強に来てみれば良いのになあと思う。回転寿司チェーンの社長も食べてみれば新しいメニューが思い浮かぶかもしれない。自分の好みは薄焼き卵で巻いた巻物だ。

「土佐のおきゃく」開幕中にアーケード商店街に設置された畳とこたつ。日中はほぼ満席だったが、夜になると誰もいなくなった。おそらく飲むのをやめたわけではなく、飲み屋の営業開始でそちらに移動して行ったのだと思う。確かに、夜はこたつがあっても路上飲みは寒いからなあ。強者どもが夢の後、という寂弱感が漂っておりますねえ。