
日高屋が面白いことを始めたとニュースで見つけて、久しぶりに行ってみた。夜のちょい飲み需要が戻ると業績が好転したようで、日高屋の元気が良い。今回はドラゴン系メニューとでも言いたい「辛い」ラインナップ投入だった。
ブロッコリーと辛いポテトサラダに辛い粉をかけたサラダが新作だった。時々日高屋で出現する「超びっくり」メニューだ。そもそも町中華でサラダを注文するという感覚は持っていないのだが、あえて頼んでみたら、これはサラダというものですか?と言いたい微妙なものが出てきた。
見た目はヘルシー?で味はスパイシー?みたいな変な連想しか出てこない。おそらく中華料理屋で見るブロッコリーが衝撃的だったということだろう。中華屋で見る緑といえば青梗菜の炒め物、ニラレバ炒めみたいなものしか思い浮かばない。
ちなみに、アメリカの中華料理屋、いやチャイニーズレストランでは、ブロッコリーが多用されている。やはり食材にも国民性の違いが現れるものだろうか。

ドラゴンな鳥唐揚げも、やはり辛いソースで食べるものだった。これは普通に美味いと思うが、どちらかというとご飯のお供というより酒の肴だ。
まず、ドラゴンは鳥類ではないと思う。どちらかというと爬虫類みたいな見た目だが、絶滅した恐竜の一族だとしたら、鳥類とは遠い親戚だから、鳥唐揚げでドラゴンと言っても……なんかちがうか。
これを丼にしたドラゴン丼が出てきたら、ちょっと面白そうだと思った。ただ、その時は骨付き肉にしてもらえないものだろうか。

そして極め付けがドラゴンハイボール。これもありそうでなかった、紹興酒のソーダ割りだ。ゲテモノかなと思いつつ注文してみたが、意外といける。個人的には好きな部類だ。どうやら定番化するらしいので、ちょくちょく頼むことになりそうだ。日本酒のソーダ割りは勘弁して欲しいと思うが、なぜか紹興酒だとOKというのも、勝手な思込みなのだけれど。

そして締めには辛い味噌ラーメンを注文した。最近、幸楽苑が売り出した辛い味噌玉が乗っているやつかなと期待したが、単純にスープが辛い味噌ラーメンだった。これは、肩透かしを食らったという感じだ。
あの味噌玉を溶かしながら食べる龍上海スタイルは是非導入してもらいたいものだ。しかし、日高屋が元気になってよかったなあ。