旅をする

カツオの町でラーメン初体験

高知県とは随分と長い付き合いになった。同じくらい長い付き合いの友人もできた。その友人たちの住む町が、高知県中西部にある。高知市からJRの特急で一時間ほどかかるから、なかなか遠い場所だ。
そこにある観光名所というか市場では、彼らが自慢する通りの「日本一うまい鰹」が食べられる。カツオの産地で知られる高知県だが、高知県で水揚されるカツオは高知県人が食べ切ってしまう。だから、高知あがりの鰹は県外にほとんど出回らないらしい。高知以外にもカツオの産地は太平洋岸にたくさんあるが、カツオの生食文化では高知に敵わない。だから、うまい鰹を食べたければ高知、それも中西部の港町に行くしかない。

次回は夜に来て、ゆっくりと酒を飲んでみたい

そんなカツオの町に長く通い詰めているのだが、実は一度もラーメンを食べたことがなかった。滞在時間が短いせいもある。昼飯に鰹を食べ、夜には宴会で土佐料理のあれこれを食すというパターンが多いので、それ以外の食べ物を口に入れることが難しいこともある。
たまたま、今回は昼時に魚以外のものを食べようということになり、町内に数少ないラーメンを出す店に連れて行ってもらった。
ただ、この店もランチはやっているが、居酒屋が本業らしい。

隣町の鍋焼きラーメンは有名だ。その土鍋でぐつぐつ煮込んだラーメンは、淡麗スープ系、麺は細麺ストレートといったシンプルなものだが、どうもそれに似た系統のラーメンだった。お腹に優しい。おかわりできそうなラーメンだ。
よく考えれば、そもそも高知に来てラーメンを食べた事はほとんどない。唯一の例外が高知駅高架下にある餃子の王将でクイックランチを食べたくらいだが。あれは高知ラーメンとは言わないだろう。10年以上前に、屋台のラーメンを食べたような薄っすらした記憶もあるが……………
そばも記憶にない。うどんは食べたことがあるような、ないような。麺食いとしてちょっと反省した。全国津々浦々でご当地ラーメンを食べまくってきたが、高知のラーメンは全く思い浮かばない。次回は、少し下調べをしてから高知ラーメン実食ツアー開始だ。まずは調査だな。

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