食べ物レポート

九州パンの謎

九州出身の芸人が、九州のパンといえばリョーユーパンだと力説していた。その言葉だけが記憶に残っていたのだが、九州パンのコーナーを見ていたらその記憶が蘇ってきた。とりあえず一つ買ってみようかと思いながら眺めていたら、「マンハッタン」という名前が気になってしまった。
なぜ、この名前なのだろうか、という疑問が湧く。九州のどこかに「まんはったん」と発音する地名があるのだろうか。そこが、たまたま創業者の故郷だったとか………
不思議に思いリョーユーパンのサイトをのぞいてみたら、全然違っていた。アメリカ合衆国ニューヨークに旅行した時に食べたドーナツが原型らしい。
昭和の食品開発ストーリーあるあるの典型みたいなものだった。それでも、なるほどと納得した。

ただ、そのマンハッタンの横にはいちご味もあったので、両方買ってきた。ストロベリーマンハッタンは季節商品なのだろうか。

パンの包装袋を見る限り、元祖月別フェアと書いてあるから、1ヶ月限定なのだろう。苺味の次は何味になるのか妙に気になる。2月だとしたら桜には早そうだから「梅味」だろうか。この時期に思い浮かぶフルーツは他に何かあるか?

実食してみると、マンハッタン通常品はチョコレートがかかったチュロスみたいなものだった。これはなかなか気に入った。歯応えのある硬さが良い。首都圏では見かけない類のパンだった。おしゃれなブーランジェリーみたいなところで売っていそうだ。

苺味は苺フレーバーの砂糖がかかっている。いわゆるアイシングというものだ。これもなかなか上手いテクニックだが、やはりオリジナルのチョコ味の方が完成度が高いような気がする。
大手パンメーカーでこのコピー品を販売することはないのだろうか。確かにヤ◯ザキやフ◯パンは、ドーナツ系のラインが弱いから難しいのかもしれない。タカ◯ベーカーリーあたりでなんとかしてくれないものだろうか。
次に九州に行く機会があれば、もう少しリョーユーパンの調査をしてみたいものだ。

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