
個人的に北海道札幌を代表するパンは、やはり「ちくわパン」だと思う。随分と値上がりしてしまったのは残念だが、うまさは保証済みだ。このちくわは専用に作られているそうなので、家庭で真似をしても微妙に味が違うということになるらしい。

もう一つのローカルパンは、これまたチープ系な豆パンだ。最近ではいわゆるブーランジェリー(普通にいえばベーカリーだろう)でも販売されている高級豆パンは、豆の量が圧倒的に多いが、個人的にはこの3個で100円という廉価版豆パンが好みだ。残念ながらロバパンの製品を置いているスーパーは限られているので、なかなか手に入りにくいのが難点だ。北海道における大手製パンメーカー、ニチリョー製の豆パンは簡単に手に入るが、ロバパン製品を推したい。


あとは、ようかんパンだ。ロバパン製品は本当にお安い。2個入り100円だった。大手製パンであるニチリョーでもようかんパンは存在するが、これも味の好みで分かれるところだろう。甘いパンだから、甘さの嗜好性が好みに出るようだ。

九州を代表する製パンメーカー、リョーユーパンで見つけたコーヒーサンドは、青森のローカルパン代表「イギリストースト」に酷似している。どちらが元になっているかという疑問も浮かぶが、おそらく同時並行に生まれたものではないか。
このパンをトーストにして食べると、かなり満腹感のある朝飯になりそうな気がした。

そして九州といえばフランソワのパンだ。(と個人的に勝手に思い込んでいます)
このメーカーは安くてうまいを実践する、日常食としてのパンはかくあるべしというお手本のようなパンメーカーだと思う。フランソワのパンが供給されている北部九州の方達は幸せだなあ。ちょっと妬ましい気がする。
自分の住む関東のはずれ街では、全国規模の大手メーカーのパンが主流なので、美味しいパンを探すには、小ぶりなベーカリーを丁寧に回るしかない。まあ、それはそれで楽しみだが、やはり美味しいローカルパンがある街は羨ましいものだ。