食べ物レポート

ヨーカンパン 南北対決?

小ぶりに見えるがずっしりと思いヘビー級

北海道のヨーカンパンと高知のヨーカンパンは、遠隔地で並行進化したものらしく、どちらが元であったという関係は全くないそうだ。高知で見かけたヨーカンパンはあんぱんに羊羹をコーティングしたものだったが、今回見つけたものはコーヒー味の羊羹?がかかっていた。
ただし、実食してみると中のあんこの味が強烈すぎて、コーヒー風味は吹き飛んでしまっている(笑)。まあ、気分は大切だからなあ、コーヒー味の気分を重視して……味変してみるのは勇気ある挑戦だったと思う。応援してあげるべきだろう。
ただ、コーヒー味に合わせて中身も少しいじくりまわすと良かったのかもしれない。

ご当地パンとしてはそれなりにユニークさが光る名品だが、発売場所が高知県でも西の果て、宿毛となると簡単に手に入るものではない。お江戸にある高知県アンテナショップで見かけることもあるが、その存在を知る人はどれだけいるだろう。まさに、そこが惜しい。都内各所にある各県のアンテナショップでは、たまにご当地パンというか県民にとってはソウルフード的なパンが売っていることがある。これを探すのが楽しみなのだが。また、アンテナショップ巡りでもしてみよかな、などと思いながら高知で朝飯に食べたヨーカんパンでありました。

その後、北海道でヨーカンパんを手に入れた。こちらは札幌周辺では有名ブランドなパン屋「ロバパン」と「ニチリョー」の製品だが、両者で微妙にデザインが異なる。ロバパン製品はちょっとお買い得な2個入りで、コッペパンにホイップクリームが入ったものに羊羹がかかっている。羊羹の味は控えめだ。

日りょー製品は一個入りで、ホイップクリーム入りなのは同じだが、ちぎって食べるタイプなのでスナック的というかおやつ的な感じだ。羊羹は甘めの味付けになっている。
両者とも味の優劣はつけ難いのだが、ロバパンは売っている場所が限られているのでにゅしゅが難しいのが難点だ。売っている店でも、入荷数が少ないのか売り切れるタイミングも早い。開店早々に行かないと入手できないこともあるのが困りものだ。

高知vs北海道のヨーカンパンは、高知産が高級品で北海道産が普及品という感じがする。これ以外に日本のどこかでヨーカンパンが売っているのであれば、ぜひ見つけ出してみたいものだなあ。

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