
岡山駅から少し離れたところにこの店はある。繁華街を歩くついでという場所ではなく、この店にわざわざ行く、そんな立地にある店だった。看板を見ただけでは何の店なのかよくわからない店名「あまいからい」に夜飯を食べに行った。昼間は行列ができる人気店らしいのだが、流石に夜もふけるとそれなりに空いている。

店の入り口を見ればはっきりと分かるのだが、ラーメンの店だ。黄色と赤のコントラストはいかにも中華な雰囲気がする。味自慢の一言が力強い。

店名の由来は、この店独自な「追いダレ」からきたものだそうだ。ラーメンを食べていて追加の味変をするための醤油ダレが置いてあるということだ。確かに濃い味好きのひとには、これは嬉しいサービスだろう。せっかくなのでラーメンを半分食べたところで、追いダレを試みることにした。

どうやら季節メニューらしいのだが、おでんも頼めるらしい。ラーメンスープで作るおでんに興味が惹かれて注文してみたのだが、何だか普通におでんだった。やはりおでんの出汁は偉大なもので、ベースをラーメンスープにしようが、鰹出汁にしようが、やはり具材に染み込む味わいという点では、大きな差が出ないようだ。このおでん、普通に美味いがラーメン味というわけでもない。中華紋様の皿に入ったおでんというのはちょっと不思議な光景だった。

さて、ラーメンだがこれまた特異な味というわけではない。普通にうまい。何度食べても飽きのこない味だと思う。やはり長く続く名店は、飽きが来ない、また食べたいと思わせる「普通の」うまさが重要なのだなあ。
ラーメンのスープ、麺、トッピング、そのバランスというか調和というか、これを揃えるのが難しいのだが、名店はさりげなくそれを実現している。半分食べて追いダレ実施した結果として、あまいのもからいのも、どちらも美味しかったですねえ。
個人的には、追いダレたっぷり入れた極濃い味が好みのようでありました。