ソロキャンあれこれ

ハロウィーンキャンプでかぼちゃ

完成品 自画自賛だが、とてつもなくうまかった

キャンプに行っていちばんの楽しみは焚き火。野遊び=焚き火と言いたいくらいだ。その焚き火でのんびりと調理を楽しむ。最近手に入れた一人用ダッチオーブン、要は蓋付きの鉄鍋でかぼちゃを焼いて見ることにした。
たまたまハロウィーンに近い日だったこともあるが、昔あれこれお世話になった小型のかぼちゃ「坊ちゃんかぼちゃ」を手に入れたからだ。サイズがダッチオーブンにちょうど良かった。

まずは坊ちゃんかぼちゃの上部1/4くらいを切り取り、蓋がわりにする。中身・タネをくり抜いて、そこに具を入れてダッチオーブンでのんびり仕上げるという、実に怠け者向きな料理だ。テクニックは全くいらない。これぞ野遊び料理の真髄と言わずしてどうする!! とテンションだけは上げまくりだった。

ひき肉は豚肉にした。かぼちゃの甘味と合わせるには鳥より豚が良さそうだ。挽肉を醤油と砂糖で味付けをして炒めたものを、くり抜いたかぼちゃの中にぎゅうぎゅう押し込む。それをダッチオーブンに入れると、かぼちゃの直径がわずかに鍋の内側より大きいので、かぼちゃがダッチオーブンの中で宙吊り状態になる。これが良い結果になった。

かぼちゃに火が通るに従って、挽肉の具から油と醤油がかぼちゃの底部に染みこんでいく。ダッチオーブンにも多少こぼれ落ちたようで、カボチャを取り出したら鍋底にコゲができていたい。
かぼちゃが焦げ臭くなる前に火から下ろしたのは、たまたま偶然の結果オーライだったが、それでも1時間以上は火にかけていたので、タイミング的にはあまり難しくない。
かぼちゃに箸を刺してスルッと通れば出来上がりという、適当な火加減などわからなくてもなんとかなる。野遊び料理だし。
ダッチオーブンから取り出したカボチャを、スプーンで具と合わせながらホジホジして食べる。予想通り、甘辛系の挽肉がかぼちゃの甘い身と合わさって、思わずうまいと叫んだが、周りには誰もいないのでOKだ。
一人で食べ切るにはちょっと多いかなとも思ったが、ビール片手に完食してしまった。秋の夜長に熱々のダッチオーブン料理、空を見上げれば丸いお月様が…………気分はすっかりワイルドなのでありました。

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