
名古屋発の居酒屋チェーンで、売り物は鮨ともつ鍋という不思議なコンセプトの店がある。名古屋という大都市発祥なのだが、なぜか埼玉県の端っこの方で、プチ・ドミナントを作ろうとしているらしく、自宅の周りに何軒か出店している。
どれも小ぶりな店なのだが繁盛しているので、各駅停車でお店が増えている。社長のインタビュー記事などを読むと、なかなかユニークな出店戦略をお持ちのようだ。
そのチェーンの一軒が、鮨居酒屋から「魚と天ぷら」の店に衣替えをした。ブランドのサイトで調べてみると、全国でもこの一点だけなので、実験店ということだろう。まず注文してみたのが、お店の一推しメニューである刺身五点盛と天ぷら盛り合わせだ。たしかにコスパは良いと思う。魚の鮮度も良いし、天ぷらはカリッと揚がっている。居酒屋でよくありがちな、衣8割と着膨れた中身のわからないなんちゃって天ぷらではない。ちなみに、総菜屋の天ぷらは劣化防止のために衣が厚く膨れているものが多いが、ダメな居酒屋の天ぷらは中身の小ささを隠すために、ぶくぶくした衣になっている。天ぷらではなくフリッターだろうと突っ込みたくなる。
元来、てんぷらとはうす衣もではないかと思っているので、熱々の天ぷらを衣がふやける前にさっくりと食べるのが良い。

売り物である刺身と天ぷらのコスパの良さが確認できたところで、追加注文したのものが「本日のカブト煮」だった。これは日によって「頭」が変わる日替わりメニューで、注文してもできない日があるらしい。お店独自のメニューなので、タブレットでメニュー登録されていないから、口頭で頼んでくれとのことだった。
注文して15分ほどで出てきたのが金目鯛のカブトだった。

金目鯛の兜には初見だった。結果的に、マグロやカンパチのような大型魚のカブトとは違い、頭の見栄えの立派さとは相反してというか、食べる味が少ない。感覚的には3口で食べ切ってしまった。お値段を考えれば、こんなものかもしれないと変な納得をしてしまったが、金目鯛のカブト煮はもう少しサイズの大きいものがよろしいようだ。

珍しいなと思って注文した「鳥のはらみ」だが、これでも一応鳥肉の部位はそれなりに理解しているつもりなので、ハラミと言われると不思議な気がする。物理的には胸肉(ささみ)の下にある、モモの上パートだと理解できるが、その部分だけを捌いて売っているものだろうか。
牛のハラミなどのように内臓周りの肉や、下半身の半端な部分が安く売られるというのはありそうだが、こと鳥に関してはそんな余剰部分があるとも思えない。何か特殊な用途で使い残した肉なのかもしれない。食べると普通に美味いので文句はないが、元鳥谷の端くれとしてはあれこれ考え込んでしまった。
魚と天ぷらというコンセプトはなかなか面白い。ちょっと磨き上げると大チェーンに化けるような気もする。月一くらいでチェックに行ってみようかな(偉そうに申しております)
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