食べ物レポート

幸楽苑カレー実食 中庸の旨さ

カレーというより半カレー

さて、幸楽苑カレーを実食した感想は、なんとも普通のカレーだった。大学の学食のカレーとカレー専門店の中間くらいかなという印象だ。中に入っている具材も多いわけではない。ヒーハーいうほど辛いわけでもない。中庸という言葉がぴったりだ。まさに個性を主張しないラーメンのお供役だった。ちょっとだけ残念だったのは、カレーの横に福神漬けがついていないことくらいだろうか。量はライスがちょっと多めな気もする。半チャーハンと同量のコメだと、ルーの分だけ重たくなるからだろう。

見栄え以上に 味の完成度は高いと思うのだが

カレーだけ注文するのはどうかと思いラーメンも頼んでしまった。復活した肉ラーメンを注文したのだが、これが意外と旨い。醤油味で上に焼き肉が乗っているからか濃厚系な味になっている。復活したということは、一度定番からドロップされたのだろう。
おそらく味の問題ではなく、見栄えが地味すぎるせいで人気が出なかったのではないか。今や、麺料理でも平面的なルックスは人気が出ない時代なのだと思う。青梗菜の代わりに黄色と赤のパプリカ炒めでも乗せたら、そこそこ売れそうな気がする。

全面的に茶色ですよねえ

カレーとラーメンを並べてみると、どちらも真っ茶色なので、食欲を刺激していこない。このあたりが埼玉のラーメン二大チェーンとの差なのだという気がする。同じ価格帯で勝負する福島発と埼玉発のラーメンバトルは、地元優勢な展開だと思っていたが、どうやら商品開発の基本発想に差があるようだ。
ちなみに今月の満洲月例メニューはナス味噌炒め。日高屋は冷麺と冷やし中華だ。どちらもビジュアルが良い。幸楽苑も冷やし中華はなかなか彩りが良いのだが、定番メニューのテコ入れ(ビジュアル強化)は早急に必要な気がする。

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