食べ物レポート

日高屋で夏の新作は冷麺

爆弾炒め キムチ入りの肉野菜炒めみたいな感じ

日高屋が値上げをした後、すっかり新商品を出さなくなっているのが気になっていた。久しぶりに買い物に出かけたついでに近くの店へ行ってみた。昼前に入ったがほぼほぼ満席だったので、商売は回復しているのだろう。
ただ、この店は夜のちょい飲み需要が戻らなければ本回復にはほど遠いはずなので、昼だけではなんとも判断のしようがないのだが。それにしてもめでたいことなのだ。
取り合えずいつもの「爆弾炒め」を注文した。相変わらずと言うか、いつもの通りというか、食べるたびに味が違う不思議な料理だ。時によって塩味が強かったり、辛さが強かったり、随分とブレ幅の広い料理なのだが、そこに文句はない。ああ、今日は辛めだなあ程度の感想で済む。食べられないほど辛くなることはないし、毎日食べる類のものでもないから、ブレブレ結構だと思っている。
逆に、今日はキムチ味強めだな、などと変化を楽しんでいる。ただ、これも不思議なことに肉多めの日がたまにある。今回は、やたら肉が目立つ「当たりの日」だったようだ。
しかし、写真写りの悪い料理であるのも確かだ。この店で料理の色気を楽しんでいるわけでもないから、この爆弾炒めの赤茶色はそれで良いけれど、初めて食べる人にはギョッとする色彩かもしれない。爆弾炒めはずっと定番で販売されているので、もはやメニューの説明が書かれてない。これはちょっと初級者向けにに説明不足かもしれない。

これも色気が足りない 赤とか黄色が欲しいところだ

さて、夏の新作を探していたら、去年の夏にも販売していた冷麺が復活したようだ。去年は冷やし中華より冷麺を好んで注文していたが、今年は何か変わったかなと、早速頼んでみたのだが。
なんと、麺が変わっている感じがする。あくまで去年食べたものと記憶での比較だから、正確に判断できるわけではないの。だが、どうやら今年の麺は、冷麺からラーメンの麺に近寄った感じに変わっているようで、もっちりとしている。冷麺の麺は米粉主体でもちもちというよりグニュグニュというグミっぽい歯応えがあったように記憶しているのだが。
スープの味も含めた全体感は、より中庸な食べ物になった気がする。冷麺特有の麺のユニークさみたいなものが薄れているかなあ、という感想だった。定番であっても毎年同じレシピーで提供するようでは、研究熱心とは言えない。毎年少しずつ進化させる、商品を磨き上げることこそが外食業では大事だと思うが、それがたまたま自分の好みと合わない方向に進むこともある。これは仕方がない。
ただ、ひょっとすると季節商品であるから、まだオペレーションが完熟しておらず、商品がぶれている可能性もあるかと思い直した。そこで、次回はもう一度食べてみることにした。我ながら良いお客さんだなあと感心する。あまり時間をあけずに食べに行ったほうが良いだろうなあ。

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