食べ物レポート

札幌で昼と夜と

昼のオススメ


札幌では鮨屋に行って鮨は食べない、と東京で言うと笑われるが、札幌で鮨を食べにいくなら回転寿司というのが常識だと思う。回転寿司のレベルが高いから、腹いっぱい食べるのであれば回転寿司という図式になる。全国制覇をしている回転寿司チェーン御三家も札幌では影が薄い、というか二線級扱いで混み方もそこそこ。

札幌駅にある「はなまる」は回転寿司屋の立ち鮨業態で、普通にカウンターでお好みで握って貰えば良いだのが、ランチがボリュームがあり大人気。不思議と外人観光客が少ない、店内にあるメニューも日本語のみという感じ。そのランチに長い行列ができる。並ぶのは嫌だが、ランチのセットにつくあら汁が楽しみで、昼時はピークを外してランチを頼むことが多い。写真の汁はホタテの稚貝の味噌汁。これは北海道や青森などの帆立の産地でないと食べられないだろう。冬になってくると、いちばんの楽しみがカジカ汁。ただし、これも売り切れごめんであり、開店から必ず準備されていて注文して出てくるわけでもないので、全く運任せだ。単品で注文しようにも、本日終売ということが多いので、しょうがないと諦めることしばしだ。

はなまるのランチ

はなまるのランチ

夜のおすすめ


ススキノ近くの南三条通に開店から50年以上経っているらしき居酒屋、昔の炉端焼きの名残を引く、魚を炭で炙って食わせる店「たかさごや」がある。食い物はなかなかうまい。酒の燗の付け具合が良い。イカの生干を焼いてもらってちびちび熱燗を飲むのが似合う、八代亜紀的風情がある。ただし、残念なことに愛想というものがかけらもない。店主に文句を言いたいくらい、ここ数年の接客レベルは低すぎる。だから、会話は必要最低限しかしない。まあ、向こうも話しかけてこないので、そういう店なのだと思えば良いとは思うが。
ホッケの開きは全国チェーンが広めた居酒屋大衆魚だが、北海道ではホッケは高級品にもなる。羅臼産しまホッケといえば、びっくりするようなお値段を取られたりするが、これまで食べてきたホッケとはなんだったのかと思わせるくらいの上ものがある。そんな上物開きを焼いてもらうと値段が2000円近くになる。まさに時価ということもある高級ぶりだ。
この店のお勧めは、そんなお高いホッケと地元の豆腐屋から仕入れている冷奴。

札幌 たかさごやで

観光ガイドには決して乗っていない名品というのは、名店にあるとは限らないというお話でありました。

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