食べ物レポート

家庭料理 まさき 札幌のお気に入り

札幌で何軒かある好みの店で、一人飲みするならこの店が良い。一般的にはおばんざいの店と言われている家庭料理がふんだんに並ぶ。今では、お袋の味なとと言われる家庭料理は消滅しかかっているが、手のかかった季節料理が堪能できる店だ。

秋の食材と言われれば「きのこ」だが、北海道特有のキノコに「らくよう」がある。滑りがありちょっと癖の強いなめこのようなきのこだ。子供の頃に山に入ってこのきのこを探したことがある。当時はうまいとも思わなかったが、独特の旨味とコクがあり、自然のキノコという味がする。これを湯がいて大根おろしと和えたもの。うまし。大人の味だ。野性味というか野の香りというか、どちらにしてもスーパーでは売っていないきのこなので貴重だ。

とうきびのかき揚げ、北海道の人はとうもろこしとは言わず、「とうきび」という。昔のとうきびは甘味が弱く、粒も硬い品種だった。最近の甘くて柔らかい(要は未成熟なのだが)コーンとは別種のようなものだ。あれを天ぷらにしてもうまくはないだろうと想像はつく。ポップコーンのように弾けるのではないか。とうきびの天ぷらは、最近のコーンだからこそできる料理なのだね。甘さが強いので、塩でいただくのが宜しいようだが、それでもどっぷりと天つゆにつけたいのは親父の証明みたいなものだ。とうきびといえば夏の食べ物というイメージがあるが、天ぷらにするには晩成種のコーンがよろしいようだ。

北海シマエビという高級品種がある。根室の近くで取れる北海道特有のエビで、漁期が限られていることもあり希少でお高い。冷凍物で20−30匹入った箱詰め物で5千円は軽く超える。塩茹でにすると甘味と、うまみが増して実に旨し。なのだが、札幌でも滅多にお目にかかることはない。ましてや北海道外では存在すら知られていないだろう。
北海道名物で色々と名前は有名だが、実際にが食べられないものは数多くある。その中の筆頭がこの「北海シマエビ」。それに続くとすれば「たちかま」・・・タラの白子の蒲鉾、「キンキの飯寿司」、「カジカ鍋」、そして「松前の岩海苔」。
機会があれば是非お試しを。

お通しもこんな感じでおしゃれでございます「まさき」。
ひとり飲みにはおすすめです。

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札幌で隠れ家

世に言う隠れ家レストランとはちょっと違うが、
おしゃれな「離島キッチン 札幌店」

札幌の街の外れのあちこちに存在する隠れ家的レストラン。円山や宮の森あたりには、そんなシャレのめした店が多いようだ。そんなおしゃれな場所ではない石狩街道沿いにポツンと一軒ある倉庫を改造したレストラン。札幌駅から徒歩圏だが、周りは最近立ち並んだマンション群だし、珍しいといえば珍しい場所だが。風宅地とも文教地区とも言い難い微妙さではあるのだ。

そして、離島キッチン札幌店は、東京神楽坂にある離島キッチンの分店という形なのか。どちらの店も島感覚にあふれているが・・・。札幌の方がおしゃれな島だ。

表札

札幌に多い、石山軟石と言う石で作られた倉庫を改造した、外観だけ見ると依然として現役の倉庫のような佇まい。屋号のように見えるのは「離島マーク」なのだと思うが、まるで造り酒屋か味噌屋のようにも見える。店の裏手が札幌市でも屈指の幹線道路なのだが、意外と人通りもなく静かなのは、地下鉄やJRといった公共交通機関からはずいぶん離れているせいだ。はっきりいって不便な場所なのだ。が、こう言うおしゃれ空間位来る女性は、特に札幌のような街では小さい可愛らしい自動車に乗ってやってくる。レストランの右手には比較的入りやすい駐車場があるのでファミレス並みに便利だろう。

石蔵改造のレストラン

離島キッチンの食材は、全国の離島から集められてきていて、南は沖縄、南大東島から北は利尻島まで。メニューもその食材を生かした、見たことも聞いた事もないものが多い。「ふわふわ」「びびび」「うとうと」「ふふふ」と言う日本酒は、小豆島産で、日本で一番新しい酒蔵だ。実は、この酒蔵には商談に行ったことがあり、若い社長と色々と食材の話をした記憶がある。ちなみに、小豆島の名産品といえばオリーブオイルが有名だが、実はふんだんに取れる塩を使った醤油、そして醤油を使う佃煮(佃煮は東京の製品だから、醤油で甘辛く煮た小魚など)が素晴らしい出来だ。だから、小豆島で酒を飲むときの魚は、その含め煮した海の幸をチビチビをつまむと良い。そして、ふふふとかびびびとか、意味不明な感嘆詞を呟きながら酔っ払っていく。まあ、島の楽しみとはそんなものではないかと想像してみる。

昔お付き合いしていた小豆島の酒蔵の酒

しかし、夜に行けば「ふわふわ」あたりをいただいたのだが、昼からそれはちょっときつい。なので、キリンハートランド。このビールもうまいのに、置いている店が少なくて、いささかレア物なのだが。爽やかなビール、といえばこれに限る。コクのあるといえば、サッポロクラシックだが、香り高さではハートランドか。

ハートランドはレアだなあ

注文したのは、魚の漬け丼。確か隠岐の島産だったような記憶がある。昼にはこれくらいの軽めでご飯を食べるとちょうど良い、夜だったら離島キッチ定食のような、色々な食材を使ったものもあり、おしゃれに夜を過ごしたければオススメの場所だ。繰り返すが札幌駅から歩ける距離なので、すすきののような喧騒を避けるには程よい場所だ。もっとマーベラスな夜を送りたければ、円山あたりの一軒家レストランとか、藻岩山の上の明かりがない夜景レストランとかもあるけど、この程よい近さが好ましい。(間違ってもむさ苦しい男二人で来ては行けないと思う。

豪快に魚のヅケ丼

離島キッチンを出て、近くのスーパーで見つけた。札幌では7月の終わりくらいにだけ市場に出回る果物(瓜)がある。昔はメロンが超がつくほど高級品だった頃、メロンは無理だが「味瓜」なら食べられた。甘露と書いてあるが、これが「あじうり」。今ではメロンに負けて滅びゆく品種らしい。輸送に弱いので、北海道外に出荷できないそうだ。

一般的には、マクワウリと言う品種らしい。しかし、東京周辺ではお目にかかったことがない。確か、古文の時間にマクワウリの話を習った記憶がある。例の「瓜売り歩く瓜売りの声」の瓜でもあるようだ。

北海道でも滅びつつあるアジウリ かんろ

味は、薄口のメロンというか、この瓜が品種改良されメロンにレベルアップしたらしい。おそらく、スライムとキングスライムみたいな差なのだろうが、今や尾根Dんはメロン並みになっている。びっくりだ。穂別町とは昨年に起きた北海道大地震の被害地というか震源地のあたりで、今年は農作物がしっかりできているようなのでホッとした。

すっかりメロンのお値段になってしまった

地場にしかない野菜や果物っていうのは、なんだかとっても嬉しいものだ。そういえば、高知のハヤトウリもサラダにするとうまかったなあ。

食べ物レポート, 旅をする

焼き鳥と唐揚げ 札幌発で二番目?

札幌でおそらく一番有名な焼き鳥屋は「串鳥」だろう。一号店はすすきの地下鉄駅直結のビルの地下、カウンター席のみで誰かが座っているとその後ろを通るのも困難があるほどの狭さだ。そんな串鳥が札幌から全道に広がり、ついには浸かる海峡を越え仙台へ、そして東京まで広がっている。串鳥がある町には、大阪発の焼き鳥屋キラー「鳥貴族」も出店できないだろうと思う。ところが、その串鳥に果敢に挑戦?しているのが、同じく札幌発の「焼き鳥ダイニング いただきコッコちゃん」。前から気にはなっていたのだよね、この鶏の3D看板。卵に足がついたようなこのフォルム、ちょっとニワトリとしては面白くないかなあ?

にわとりこっこちゃん?がお出迎え

そして、お店に入って注文しようとすると、何とイチオシが焼き鳥ではなく唐揚げだという、凄さ。そしてここでも湧き上がる、ザンギと鳥の唐揚げの違いは何?
確かに塩ザンギと言っているから普通のザンギのしょうゆ味とは違うことはわかる。しかし鳥唐揚げとの差は何なんだー。

それで、注文してみました。鳥の唐揚げと塩ザンギのセット。食べ比べてみても???な感じがする。鳥の唐揚げがザンギっぽい、塩ザンギがしょうゆ味ではない。って、これで答えにはならないような・・・。揚げたてなので、美味いですよ。文句もありません。しかし、誰かと一緒に行ったら、結構盛り上がる話題になるかも。

ザンギもどきと塩!ザンギ

焼き鳥は軟骨と砂肝でお店の腕試し。この二品の品質でその店のレベルがわかる。匂いがしたらもうアウトで、二度と行かない。最近は仕入れの段階で問題がある肉はほぼないので、匂いがするということは今日仕入れた肉ではないということ。内臓系の肉は二日は持たないと思うが、たまに使い回す店があるのだよね。ここの軟骨はグッド。

続いて砂肝もノー・プロブレム。安心して使える店と認定。しかし、自分のピョソウと違って、焼き鳥屋というより鳥居酒屋みたいな感じ。ちなみに店内は禁煙席がどこにあるのかなーという感じなので、やはり札幌は喫煙率が高いのだなと。
北海道のおもしろ統計データで、喫煙率と離婚率と借金率が全国平均と比べてダントツに高いのだよね。

砂肝 うまし

焼き鳥ダイニングというネーミングはまあ良いとして、炭火手焼きは、わざわざううまでもないと思うが。確かに、ガスで焼く焼き鳥屋も多いし、最近は焼き鳥マシーンで焼いている店もある。手仕事に価値観を見出す人も多いはずだから、まあ、いいんだけどね。どちらかというと、鳥の由緒だったり、味の違いだったりを威張って言ってもらいたいなと思うのは自分だけなのかなあ。
まあ、串鳥と違う路線であることはよくわかりました。