
冬季オリンピックで活躍したチームがモグモグタイムで愛用していた道北のお菓子をようやく手に入れた。3年くらい空港や土産物店で探していたが、いつも売り切れだった。たまたま、今回は空港のハズレに用事があり歩いて行く途中に見つけた。空港の土産物屋で良い配置場所を手に入れるには、相当な政治力が必要とされていると思うが、人気で売り切れの土産物を見つけるにはちょっと外れた場所のほうが確率が上がるのではと、ようやくながら気がついた。今後は難易度の高い土産物を見つけ出すためには、空港の探索ルートを変えなければいけない。
ちなみに最近のレア系人気商品は「生ノースマン」らしい。老舗の菓子屋が長年販売していた菓子をリニューアルかつ「生に改造」したようだ。これも空港のハズレにある店ではまだ販売していた。

北海道を舞台にした冒険活劇の連載終了後、あれこれコラボ土産もうまれているらしいが、作中に実物が登場した月寒あんぱんはなかなかの人気のようだ。札幌に住んでいればどこでも買える当たり前の食べ物だが、あんぱんという割には生地が薄くて硬くて「あんぱん」らしくない。
ただ、これが時々無性に食べたくなり銀座のアンテナショップに買い出しに行ったりする。なんとか全国区にまで知名度が上がり近場のスーパーで買えるようにならないものだろうか。金神様のご意向で全国販売していただきたいものだ。

ちなみに、この金神様コーナーは「ヒンナ・ヒンナ」無コーナーと名付けられていた。これも作中でよく使われていたアイヌ語で「おいしい」という意味らしいのだが、確かに食べ物が集中して展示されている。「美味しいものコーナー」的なことと理解できる。
ただ、その中に「これは、売っていいいのかな???」的なネーミングのものがある。食べていいとは書いてあるが「オソマ」だ。これも作中では、アイヌ少女がアイヌ伝統食を同行する元陸軍兵士にあれこれ紹介するのだが、その時に唯一認めた日本食が味噌だった。不死身の陸軍兵士が木の弁当箱に詰め込んだ味噌を持ち歩いていて、それを調味料として仕立てたアイヌ料理を「ヒンナ、ヒンナ」と楽しむのだ。
しかし、アイヌ少女はその味噌を「オソマ」と呼ぶ。確かに見た目は類似している。気になる方は、オソマをネットで調べて貰えば良いのだが………
商品名にするとは冗談みたいなノリの良さというべきか。買おうか買うまいか、随分迷って今回は諦めることにした。まあ、金神様は全体的にこの手の「濃いジョーク」が満載なので、原作のイメージを忠実に再現すると、こうした面白コラボ商品に辿り着くということだろう。決して北海道ジョークではないとは思う。……………多分