街を歩く

銀座でお買い物@熊本館

銀座界隈に散在する各県のアンテナショップを巡るのは、都内散歩のお気に入りコースだ。ショップの位置はだいたい頭に入っているが、その時々で仕入れたいものが変わるから、日によって巡回コースは変わる。一番のショップ密集地帯は有楽町の交通会館だが、銀座の目立つ場所にある大型店舗や裏通りにひっそり存在する隠れ家的店舗もある。一応、関東の近県からも出店しているので、日によってあれこれテーマを決めた楽しみ方はある。新橋や日本橋にもショップがあるので、全部回ろうとすると一日掛の大遠足になる。
当然ながら、首都圏の付属品である?埼玉、千葉、神奈川のアンテナショップは見当たらない。用があるなら直接来いと言うことだろう。
この三県の産物は東京駅に行くと、東京土産の中に一括りにして置かれているものも多い。草加せんべいなど浅草人形焼の仲間扱いだし、崎陽軒のシウマイも横浜名物とは思えない「東京もの」ぶりが目立つ。千葉のピーナッツ製品は、流石に東京のお土産感はなく独自色があるような気もする。それでも東京湾岸にある某ネズミノクニは、名乗りは東京〇〇だが、住所は千葉だし……………

今回発見した小袋(左側)は100円 右が普通サイズ


銀座のアンテナショップのお気に入りの一つが「熊本館」だ。ここでよく購入するのが、醤油(九州独特の甘い濃厚醤油)と、名品いきなり団子(饅頭の中身が芋の餡)の二品だが、売り切れていなければければ買ってしまう洋菓子がある。熊本では老舗洋菓子店スイスの「リキュールマロン」だ。
熊本館ではチルドで売っているが、通販であれば冷凍配送される。サバランに似た、リキュールにどっぷりと漬け込んだアルコール菓子(笑)で、ウイスキーボンボンよりももっとストレートなアルコール感がある。酒に弱い人であれば、ひとつ食べるとかなりの衝撃を受けるのではないか。
食べた感じで言うと、仙台名物萩の月に似た感じのふわふわ生地が甘さたっぷりで、そこに焼酎をたっぷりかけたと言うかドボンと漬け込んだようなものだ。実際には焼酎ではなく洋酒(リキュール)につけ込んでいるのだろう。
これを食べながらウイスキーを飲むと、実にお手軽に酔っ払うのは間違いない。それだけアルコール量が多いので、一般の人が食べるのには「強すぎる」せいなのか、今回は小さいサイズのものが販売されているのを見つけた。試しに小さいサイズのものを買ってみたが、あまりにも一口サイズなので、満足感に欠けるかなと思う。だが、お酒の苦手な人にはコチラ程度でちょうど良いのかもしれない。ジャストサイズというやつか。あえて形容すると、普通サイズが「ドボンとお酒」感があるが、小さい方は「ほんのりお酒」程度だ。微妙に作り方が違うのかもしれない。
手土産に持っていくには、この小さいサイズが良いのかもしれないなとようやく気がついた。

熊本といえば辛子蓮根と馬刺しみたいなイメージがあるが、洋菓子もレベルが高い。食は文化度を表すと思っているので、熊本は文化都市としての水準が全国トップクラスなのは間違いない。

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