食べ物レポート

秩父のパン屋でお気に入り発見

前回の秩父鉄旅で発見した、懐かしさを感じるパン屋さんに着いたのは午前中だった。当然、まだ商品は売り切れていない状態なので、あれこれと選び放題だった。店主自らの接客で、これもあるよとだしてくれたのが大量の調理パンだった。どれもこれも美味そうなのだが、今回は甘いパンを買うつもりなので断念した。調理パンは次回だ。しかし、焼きそばパンを含めどれもこれも美味そうだったなあ。

前回に引き続き調達したのが、売れ筋第一位のくるみデニッシュだ。これはボリュームもすごい。朝食に食べると、一人分としてはちょっと量が多すぎる感もする。とりあえず一つゲットした。

その隣にある激うまニャンなチョコチップは前回売り切れていて買えなかったものだ。これも今回は無事にゲットできた。しかし、「ニャン」とはなんだろう。この店にはネコの店員がいるのだろうか。店主が猫好きというだけのことか。それとも……………と妄想は膨らむ。不思議なPOPだが、秩父のキャラはくまだったはずだし、なぜチョコチップが猫推しにゃんだ??

そして、今回の目玉商品ともいうべき「ざらめ」ペストリーで、これも一つ手に入れた。このパンはメロンパンの原型ではないかと思うのだが、パンの上にざらっとかけられた硬いざらめの食感がすごい。カリカリのザラメは甘さも強烈なのだが、パンと合わせて食べると甘さはあまり気にならない。というか、気にしてはダメだ。このパンを食べている時には、「ああ、今自分は砂糖を直接食べている」という、なんともいえない罪悪感がある。こういう食べものは、10代限定ではないか、歳をとった代謝の落ちたオヤジには向いていない。食べた後には、どこかで贖罪しなければいけないギルティーな食べ物だという認識はある。しかし、背徳感があるほど食べ物はうまいのだ。
あんぱんやクリームパンは、中身の甘さが背徳感を呼ぶ。それでも饅頭の大型変形と思えば多少は和らぐ?背徳感だ。しかし、メロンパンはパンの上に甘い皮が乗っているだけなので、直接的に砂糖成分を食べてる感が強まる。その上をいくストレートな背徳感と罪悪感をもたらす存在が、このざらめペストリーだ。全く言い訳が効かない。
「砂糖力が暴力的に発揮される、砂糖を振りかけただけですが、それがなにか?」という究極の力強さがある。カリカリとしたザラメがそれを増幅する。
これは自分に弁解をせずに、むしゃむしゃ食うしかない。うまいものはうまい。味覚中枢のどこかで悲鳴が上がっているが、そんなものは無視するべき食べ物だ。やはり、砂糖は麻薬の一種なのではないかという疑いが消えない……………
店主にこの商品の開発経緯を尋ねて見たい。ざらめがかかったせんべいを食べて思いついた、という答えが返ってきそうだが。

くるみとチョコチップデニッシュを並べてみた。これはほとんどミラーツインというやつだ。個人的には胡桃が好みだが、半分に切ったものを一つずつ食べると味の比較がしやすい。ハーフ&ハーフで食べるのが望ましい。
どちらもうまいので、できればハーフサイズにして、それを合わせて2個入りにしたものを販売してくれないかなと思う。パン好きには若くて食欲旺盛な人ばかりがいるわけではないので、オヤジ向けに小さいサイズをぜひ検討してほしいものです。ざらめパンのハーフサイズは……………無理だろうなあ。
次回は調理パンにチャレンジだ。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中