
秩父鉄道 秩父駅は一階が土産物屋になっている。どうやら春先に改装したようで、店内が別物になっていた。コロナの3年間は観光業界に深刻なダメージを与えたはずだが、秩父では積極的に攻める作戦をとっているようだった。Good Job!!

その改装された秩父物産館?であれこれ物色していて見つけたのが「秩父路ぷりん」。あえてひらがなで「ぷりん」と書いてあるのが気になり、確かめてみたら「豆腐」のぷりんだった。早速一つ買って試食してみた。確かに豆腐の味がする。ほのかな甘味と豆腐(大豆)の味がする。一緒についていた黒蜜が甘さを強める道具として良い働きをしていた。
おしゃれなお土産だと感心したが、よく考えるとなぜ秩父で「ぷりん」なのか、それはわからないままの謎あり名品だ。まあ、美味いものに文句をつける気はない。

こちらは秩父駅ではなく、西武秩父駅の酒売り場で見つけたもので、ちょっと面白いPOPが付いていた。サンフランシスコ空港のJALラウンジで採用されたのはめでたいことだと思うが、それを宣伝するのも何か微妙な感じがする。右側にある「金賞受賞」をもっと大きくしても良いのでは…………
インバウンドの外国人観光客が戻ってきたら、JALラウンジの話を英語で書けば効き目があるかもしれないが。秩父で酒を買う人がサンフランシスコに行く確率はあまり高くないだろう。ただ、このサンフランシスコを他の地名に置き換えてみると、それなりに意味がありそうな気もしてきた。ニューヨークでとかロンドンでと書くとビジネス旅に出た感じが増す。シンガポールとかジャカルタと書くと、異郷の地で日本を楽しむ的な観光旅の気がしてくる。サンフランシスコは、ビジネスというより観光だろうか。
それでも、この話に釣られて一本土産に買ってしまったので、POPはしっかりお仕事しているということだ。

秩父の酒は地元の街でもそれなりに買えるが、やはり品揃えは少ない。秩父に出向けば種類をあれこれ選べることもあり、ついつい買ってしまう。駅から少し歩くと酒蔵まで簡単に行けるし、試飲もできる。まさに秩父に行けば「呑み鉄旅」になる。そういえば某国営放送局の番組である呑み鉄旅も秩父に来ていたなと思い出した。首都圏にありながらローカル旅ができるのが秩父の良いところだな。