
昔懐かしの西武鉄道カラーでいまだに走っている西武鉄道秩父線の電車だが、池袋始発の直行ではなく、西武池袋線飯能駅で乗り換える。池袋から飯能駅まで急行で1時間程度。降りたホームの反対側に待っているのが、このライオンズカラー列車だ。

車内に入れば、あら懐かしい、対面式の4座シートで、気分はすっかりローカル路線旅になる。やはり、こんな時には乗り鉄ではなく呑み鉄モードになってしまうなあ。最新鋭特急のラヴューに乗れば間違いなく旅気分になるが、このローカル旅モードの方が県内プチ旅行感は強い。

秩父駅に降りるとお出迎えされるのが駅内設置の温泉だ。たびたび秩父にきているが、まだこの温泉に入ったことがない。一度試してみなければと、毎回思いながら素通りで帰ってしまう。反省して次回こそ温泉に入ろう。
右側にかかっているのが、限定運行の食堂車による秩父旅。これもコロナの間は中止されていたが、再開したようだ。この特急は予約制なので、乗ってみたいと思っていても抽選の倍率が高くてなかなか難しい。今年こそ応募してみようとは思う。
ただ、ソロ旅には向かない。同行者が必要だが、それもかなり高額の乗車(食事付きだから)になるので誰でも誘いにのっかてくれるわけではないだろうし。同じ金額を払えば都内でそれなりのレストランのディナーが楽しめる。鉄分が多いヒト以外は魅力を感じない気がする。

改札口を出ると、お土産物が並ぶショッピングエリアがあり、その先にフードコートがある。旅行者には優しい駅なのだが、ショッピングエリアとフードコートの中間に、なんと立ち飲みコーナーがあり、そこが改装されて広くなっていた。
これは、帰りの電車に乗る前にぜひ一杯やってねという強いメッセージだ。温泉に入った後、きゅっと冷酒を……………西武鉄道、素晴らしいぞと褒めてあげたい。

西武秩父駅前にある食堂がとても気になっている。今回は別の店に行くつもりで秩父に来たので、次回に行く予定なのだが、とりあえず店の前まで下見に行ってみた。店頭の黒板は実に味がある。メニューもうまそうだ。山菜天ぷら食べてみたい。そして、マスターの実物にもお目にかかりたい。
秩父に車でくることが多いので、酒を楽しむことはできないのだが、電車でくれば問題なし。1月中には、なんとしてもこの店でおいしい秩父めしを食べなければなあ。と、次の旅の目的を決めてきました。