食べ物レポート

いつものご近所中華で思うこと

初めて食べたソース焼きそば

いつもの満州で昼飯を食べようと出かけたのだが、今月のおすすめメニューがなぜか「冬のラーメン」特集になっていて、どうにも食指が動かない。そこで、今まで食べたことのないメニューに挑戦しようと思い、メニューを端からずっと眺めてみた。
まじまじと何度も見返してみたが、食べたことのないメニューはたったひとつしかない。ソース焼きそばだった。
頼んでみたものの、ソース焼きそばを食堂で頼むのはいかがなものかという疑念というか不安が残る。ソース焼きそばとは、お好み焼きやで頼むもの。あるいは、縁日で頼むものという刷り込みがあるせいだ。家でも作れるソース焼きそばだけに、中華料理屋の正規メニューとしてはお手軽すぎないかという気もする。あれこれかんがえていたが、食べた結論としていうと、これは酒のつまみだな、というものだった。
やはり、食事としての麺料理というには頼りない。味付けも、好みに差が出そうだ。個人的にはソースじゃぶじゃぶかけて食べたいので、ソース瓶を一緒に出してほしい。
ただ、この横にレモンサワーでも置いてあれば、絶好のつまみになりそうな気がする。冷めても、つまみとして食べる分には十分満足できる。蕎麦屋でもりそばをちびちびつまみながら日本酒を飲むという感覚に近いかもしれない。紅しょうが別添というのも嬉しい。おまけに付いてくる中華スープが最高だ。満州のベスト商品の一つは、この定食についてくる中華スープで、できればおかわりしたい。この店のメニュー絞り込みは、もはやファストフードというべきだろうか。酢豚の導入をお願いします、と言いたい。

㐂伝ラーメンにメンマ追加

幸楽苑に何ヶ月ぶりかで行った。あれこれ、特設メニューは出ているのだが、どれもなんだか気がのらない。結局、いつものラーメンになってしまった。
この店に来ると恒例で思うことだが、ラーメンというフォーマットを横に広げるのか、縦に広げるのか、このブランドは迷走している。横に広げるとは、スープ、麺、トッピングを追加してラーメン・麺メニューを増やすことで、一時期の日高屋がやっていたことだ。ローカルで有名な麺料理を、全国チェーンが取り込むというのは戦略としてありだろう。
このブランドの地盤である東北に限っても、青森の煮干しラーメン、秋田の濃厚豚骨、山形の辛味噌ラーメンなどなど取り込める要素は多いはずなのだが。西日本に目を広げれば、関東圏には未到達な独自のラーメン文化がある。
縦に伸ばすというのは、ライスメニューの拡充や唐揚げ、餃子などサイド系肉料理を増やして「中華料理屋」化することだ。日高屋はこの路線を走って成功したが、居酒屋化しすぎてコロナで厳しい打撃を受けた。
ファミレス業界では中華コンセプトが難関ビジネスモデルになっているが、肝はチャーハンと餃子とラーメンなので、そのベースをこのブランドは持っているのだから、伸び代はあると思うのだが。課題は商品の磨き上げと省人化をどう並行して進めるかだろう。今は、省人化だけにしか目がいってないような気がする。
少なくとも、自分の好みである豚骨醤油ラーメンはもう少し磨き上げてほしいなあ。メンマとチャーシューも、行列のできるラーメン店に通って研究してほしい。せめて、追加トッピングで良いから極太メンマ導入してくれないかなあ。

といつものご近所中華、定点観測でした。

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