食べ物レポート

札幌シリーズ冬の札幌で食べた鮨

12月初旬の札幌はこんな感じで雪がなかった。東京に戻ってきた後にドカンと雪が降り、今や路面は完全に真っ白で凍結しているらしい。毎年、クリスマス直前には街が雪で埋もれる。ここ何年間は、空港閉鎖されるほどの大雪も何度かあったので、今年は雪が少なめだと良いのになとは思う。
寒いのは平気だが雪は嫌だ、と最近よく思うようになってきた。北海道で生まれ育った記憶が薄れてしまったせいだろう。
もっとも、東京の大雪ほど最悪なものはない。札幌の雪の100倍きらいだ。東京に大雪が降ると3-4日は外出しないことにしている。除雪のノウハウが足りないので、凍結路面を含め、実に危険な状況になるからだ。

そんな雪のない札幌で、これまた恒例の鮨を食べに行った。都心部にはあるがちょっと町はずれという場所にある。一時期は外国人観光客に占拠されてしまって、1時間まちが当たり前だったが、最近はほぼ日本人客のみで、待ち時間もすっかり短くなった。
まず最初に鮭のユッケを頼む。正しくいうと「ユッケ風」なのだろう。甘く仕立てた濃厚醤油たれに絡めた鮭に、卵の黄身をグチャグチャに混ぜ、ねっとりとした食感を味わう。これを発明した職人さんは偉い、といつも思う。
料理は創意工夫とはいえ8割はどこかに存在する旨いもののアレンジだ。コピーやアレンジはどんどんやってほしい。失敗した作品は誰も注文しなくなるから自然淘汰される。勝ち残ったものが、次の世代の模範になる。そのためにも、職人さんはあちこちで食べ歩きしてほしいものだ。

蝦夷アワビは本当に美味い

年末なのでと自分に言い訳をして、まず「アワビ」を頼む。一度でいいからアワビ10貫という注文をしてみたいものだ、と思っている。ただ、実際に目の前にアワビが10個並んだら、意外と食べきれないのかもしれないと恐れてもいて……………注文する勇気が湧いてこない。
食べ放題の鮨屋で知人がウニ20貫という注文をした時のことを思い出した。目の前に出てきたウニ20貫は、相当な迫力だったが、結局最後の6貫は知人の食べ残しを、こちらが処理することになった。ウニ6貫でも、当分ウニは食べなくて良いかなと思う量だった。なにごとも食べ過ぎは良くないようだ。ただ、アワビも4貫くらいならいけそうな気がする

最近、イカの値上がりのせいですっかり見かけなくなったゲソが二番目の注文だった。この海苔で巻いたゲソというのは、本当に何か鮨とは別物の世界にいるようだ。店によっては甘だれを塗ってくれる。今回は、醤油なしでそのまま食べた。うましだ。

最後は、マイカとしめ鯖だ。これもいつもの定番で、マイカは漁獲量が激減したため今や高いネタのレギュラー選手になってしまった。イカそうめんなどステーキ並みの値段となり、おいそれと楽しめるものでは無くなってしまったのが残念だ。
この店のしめ鯖は自家製で、締め具合が絶妙なものだ。しめ鯖は酢で締めるのではなく塩で締める。その技が徹底されているのがすごいところだ。札幌では、自家製しめ鯖を出すところが主流なので、全国チェーンの回転寿司屋に行くとその落差がよくわかるし、激しすぎる。札幌で百円回転寿司は、魚を食べに行くところではなく、肉乗せ軍艦を食べる場所だという話を聞いた。確かに、札幌の鮨屋で炙りカルビ軍艦は出てこないなあ。
などと馬鹿なことを考えながら、今年の冬のルーティンを終了した。東京で鮨を食おうという気にならないのは、このの好き勝手な鮨食い習慣があるせいだろうか。

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