街を歩く

JR青森駅の怪 日本的無責任

青森駅は駅舎工事が進んでいて、あちこちにフェンスが立ち、いつものJR工事中ダンジョンになっている。新宿ダンジョンは最近ようやく解消されたが、渋谷駅はあと数年続く大型ダンジョンで、JR東日本は工事中の利用者に対する迷惑について鈍感になっていると思うのだ。横浜駅も10年単位の工事で日々変貌する巨大ダンジョンだった。(笑)JR東日本はダンジョン好きな会社なのだろう。
その小型ダンジョンである青森駅で、改札から出たところにエスカレーターがある。その下りエスカレーターが閉鎖されている。去年の冬に来た時も、工事中で閉鎖していたが、今回はご丁寧に侵入禁止措置になっていた。

閉鎖の理由は、下りエスカレーターを利用するときに大きな荷物を持っている人が、事故になる?というか、通行人と事故を起こすらしい。危険防止策も取らずに、閉鎖して使えなくすれば事故は起きないという乱暴な論理のようだ。
エスカレーターの右側が階段になっていて、一階から二階に上がる部分に奇妙な囲い、フェンスがある。これが通行人を含めた客たまりスペースを塞いでいる。
上から眺めてみると一目瞭然なのだが、エスカレーター下の通路の幅が狭すぎるのだ。吹き抜けのガラス壁をあと2−3m向こう側に広げて、左右からくる乗客の通行動線を確保するべきなのだろう。設計ミスとしか思えない。駅前ロータリーの整備工事もしているが、それが完了してから外壁移動をするのかもしれないが、対応があまりに杜撰だ。

ちなみに大きな荷物を持った乗客は、階段を使い上り下りするしかない。上りのエスカレーターを使おうとすれば、左手の入り口に大きく遠回りするしかないのだが、これもフェンスで塞がれている。
階段の右手奥にはエレベータも設置してあるから、荷物持っている奴はそちらに行けよというようなことも書いてあるが、言い訳としか見えないほどの小さい字でしかない。もっとわかりやすい誘導案内を作れないのか。
おまけにエレベーターで降りたところは、出口を発見するのがなかなか難しい工事ダンジョンの奥になるのだけれど。
バリアフリーだの、事故防止だの色々な言い訳をしながら、不便の塊を利用者に無理やりに押し付ける、JR東日本の経営感覚は古すぎる。というか現場の対応力の低さなのだろう。この会社の幹部が酒パワハラで何処かに飛ばされた後だけに、もう一度現場の見直しをした方が良いのでは。この手の利用者を無視する勝手ぶりは国鉄時代から変わらないなあ。

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