旅をする

各停の旅 大湊線

青い森鉄道を1時間半ほど乗ると下北半島南端の駅、野辺地に到着する。この駅も青い森鉄道とJRが同居する。新幹線と並行する在来線(旧幹線)は青い森鉄道に移管して、旧東北本線に接続する支線はJRがそのまま運営するという変則的な運用のようだ。これは東北や北陸などの新幹線施設地域あちこちで見られる。
そのため、全国JR共通の青春18切符では別料金区間(移管私鉄部分)が随分と存在する。これも青春18切符あるあるだが、乗り鉄組には常識かもしれない。野辺地の駅からはJRに再度乗り換える。

車両の色が青から薄緑に変わった。ここから乗り継いで行く先は下北半島縦断して大湊になる。大湊はあまり知られていないが帝国海軍時代から続く軍港だった。今も海自の根拠地になっている。
北海道に海軍鎮守府ができなかったのは、寒すぎるせいではなく(大きな港は函館、室蘭、釧路などが存在する)兵站線の問題だったのだろう。大湊は陸奥湾の奥まったところにあるため警備も楽だったはずだ。大湊線も、そうした軍政上から必要とされた補給路線だったはずだ。広島から伸びる呉線と同じ意味合いを持つ。

今回の目的地は大湊ではなく、その一駅前で下車する。むつ市に来るのは初めてだ。冬であればかなり厳しい寒さの土地のような気がするが、この日は30度近い暑い日だった。北国も夏は暑い。

下北の観光案内板を見ていたら、あちこちにキャンプ場の印がある。最近のキャンプブームに合わせて追加したようにも見えないので、青森県民にはキャンプが重要なのかもしれないなと思った。次に来る時があれば、車でキャンプ旅も良さそうだ。
不勉強で観光案内板を見て初めて知った景勝地もたくさんある。

目的の後、ちょっと時間があったので隣駅、大湊線の終着駅まで行ってみた。本州最北端の駅は、下北半島ではなく反対側の津軽半島にある。北海道に渡る手前の駅だ。ただ、鉄道としては青函トンネルでつながっている(いや、繋がっていた)ので、終着駅感は大湊が上だと思う。

この北のはずれの駅でもスイカが使えるようになったと初めて気がついた。なんだかJR東日本は、すごい会社になったな。

鉄道路線終端の光景が好きで、これを目的地に旅をしてみたいとよく思う。北の果て稚内、東の果て根室など観光そっちのけで駅のホームに行きたくなる。どちらも車で行ったので、まだホームのエンドは見ていないのが寂しい。

青森函館という津軽海峡共通文化圏で、わざわざ観光に行ってみたいものだろうかと、圏外のものとして思った。が、やはり海を越える旅は楽しいのだろうか。南部と津軽は青森県内でも別地方・別ルーツ・別言語なので、八戸から函館というのは案外アリなのかもしれない。料金もだいぶお得だし。

大湊の駅前にあった観光客向け看板にある「みそ貝焼き」は、今回食べられなかった。店ごとにちょっとずつ味が違う気がするので、あちこちで食べ比べしてみたいと思うのだが。次回はなんとか挑戦しよう。

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