旅をする

各停の旅 IGR+青い森鉄道

IGR いわて銀河鉄道の略

盛岡駅にはJR専用入口とIGRの入り口がある。JR改札口から直接の連絡口は見当たらなかった。2階にあるJR改札を出て一階のIGR改札へ移動する必要がある。多分、各駅停車で盛岡駅を跨いだ移動をする人はあまり多くないのだろう。

改札口もJRのものと言われれば見間違えてしまいそうなほどだ。わざわざ入口を分ける必要があるのだろうか。なんだかなあ、という気もする。

駅のホームはJR時代のものがそのまま使われている。だから0番ホームがある。このゼロ番ホームは鉄道オタクの方に蘊蓄というか説明を受けるとなかなか面白い。駅ができた後に追加ホームが造られたりすると、ある種の法則で命名されるらしい。鉄オタではないので、何度説明されても忘れてしまう。笑うしかない記憶力の低さだ。

駅名表示を見ると、盛岡が始発駅なので右側は空欄になる。JRの支線でも終点駅は似たような表記になっている。支線マニアというか終着駅好きとして、この片方空欄の駅名表記にはドキドキしてしまう。

JRから移籍させられた私鉄の車両は、なかなか派手になる傾向がある。ラッピング広告というか走る看板というか………時間がある時には、ゆっくりと車両全部を眺めてみる。
各駅停車の旅をしていると、鉄オタらしきジイさんと同行することがよくある。自分も含めて、停車中の車両の写真を撮りまくるという特徴があるのですぐわかる。また、始発駅から終点まで乗っているので、何度も同じ人をホームで見かけることになる。コレも各駅停車の旅の学びだ。
青春18切符はすでに高齢者専用になっている感がある。JR各社もネーミングを変えて新しい「高齢者向け各駅停車切符」を売り出した方が良いと思うのだが。「大人の休日」を使える金持ちジジイより、各停旅をする貧乏ジジイが多いと思います、ハイ。

コロナのせいであまり情報露出されていないと思うのが、東北・北海道の縄文遺跡の話だ。これも広く点在している遺跡群なので、ここを見に行けば良いという、一点豪華主義観光地ではないせいもあるのだろう。コロナが落ち着けば広域旅行が再開するので、という地域の思惑もありそうだが。
世界遺産認定後は観光資源として3年間しか持たない。それが、過去の認定地の実態だ。早く観光資源化した方が良い気もするのだが。

IGRの終点は青森県に入った最初の駅までで、そこから先は青い森鉄道の路線になる。ただ、八戸までは直行できる。なので、終点八戸ではIGRではなく青い森鉄道の駅名表示になっていた。

そして、ここからはJR八戸線で本八戸まで移動する。東北はJRと旧JRな私鉄路線があちこちで入れ子になっている。普通の青春18切符では乗り継ぎがややこしい。JR路線以外は、通常の切符を買わなければならない。事前に路線をよく調べておかなければならない。
これは新潟から北陸でも似たような状況になっている。

車両を眺めていて、ふと気がついた。「鮫」という駅名は、相当にユニークだろう。鉄道駅名には難読文字が多いが、駅名が動物という駅は他にもあるのだろうか。犬とか猫は思い出せない。鳥の名前であればどこかにありそうな気もするが、それでも一文字というのはあるのか。などと考えていたら「燕」があるなと思い出した。「鶯」とかもありそうな気がする。二文字になれば朱鷺とか大鳳など立派な漢字の駅がありそうだ、あるると嬉しい…… 
「鮫」以外では鮭とか鰊、鯛や鮃など鮨屋の湯呑みに書かれた魚ヘン漢字の駅も記憶にない。こんなことも旅先での発見と楽しい妄想だ。

本八戸はJR線なので駅名表示が緑色の帯になっている。この辺り、よくよく見ないと気がつかないが、鉄オタにとっては初級知識らしい。ちなみに八戸駅周辺は市街地から相当遠い。鉄道で二駅の距離、タクシーだと2000円以上かかる。なぜ、これほど離れた場所に駅ができたのだろうか。

本八戸駅の改札を出た目の前に蕎麦屋があった。夕方に着いたのだがすでに閉店していた。煮干ラーメンもメニューにあるので、ぜひ賞味してみたいと思ったが、次の日も朝早くから移動なので食べる機会がなかった。次に八戸に来ることがあるかは微妙なのだが、このそば&ラーメンの店は挑戦したいな。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中