食べ物レポート, 旅をする

串鳥のある町は幸せだ

札幌への旅のルーティンとなりつつある「まずは串鳥」だ。色々と地場の好物はあるのだが、最近はとりあえずの一軒目として串鳥に入ることが多い。当然、到着当日なので一人飲みになる。自分のペースで、自分の飲みたいだけ飲む。飲みながら、今回の予定などを確認しつつ、一息つける。串鳥は札幌市内ほぼ全域にあるので、店を探すのに困ることはないが、時間によっては混み合って入れないことも多い。場所よりも時間が選択の鍵になる。地元の小都市では六時くらいまでであればなんとか大丈夫といった感じか。

青南蛮つくねと砂肝(塩)

焼き物は北海道の焼き鳥屋でありながら、鶏肉主体なので、ネタとして特殊なものは少ない。ただ、いつもの定番注文が青南蛮つくね(南蛮とは唐辛子のことをいう)で、合わせて砂技も頼む。青南蛮で舌がヒーハーするのだが、そこは酒で宥める。その灼熱感が収まったら、のんびりと砂肝を楽しむ。
この日本以外はその日の気分で選ぶ。新生姜の豚肉巻きを好んでいるのだが、今回は名称が「岩下の新生姜の豚肉巻き」に変わっていた。岩下さんとコラボしたのだろうか。味は変わらないような気もするが。

梅ささみと岩下の新生姜の豚肉巻き

そして、どうやら新商品らしい鶏皮の酢の物も頼んで見た。これが、なんと今年の夏のイチオシと言いたいくらいの出来の良さだった。鶏皮とトコロテンが合わさった酢の物で、実にさっぱりしていてツルツル食べられつ。酒のつまみというより、濃厚な麺料理にちかい。これを発明した人は偉いと素直に言いたい。

トコロテンが食感のキモだ

コロナ対策で卓上から消えていた調味料が戻ってきているのも嬉しいが、びっくりしたのは醤油のラベルだった。「道民の・・・」とは、なんというか究極の北海道モンロー主義ではないか。どれだけ北海道ラブなんだろう。

ハッピーアワーも午後7時までと長めで、これはなんというか、お手軽に飲むには、串鳥に行くしかないでしょうという気がしてくる。

串を3−4本注文して、サワー二杯でだいたい1000円。串鳥のある街に住みたいというのが正直な実感だ。サイゼリヤや王将がなくても良い、ぎょうざの満州も諦める。マクドナルドもケンタッキーもいらない。でも、串鳥だけ欲しい。串鳥のおっちゃんたち、東京とは言わない、埼玉だけでも出店拡大してくれないかな。(ちなみに東京にも吉祥寺などに串鳥はありますので、吉祥寺に住むという選択肢もありなのですが)

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