
北海道内を走るJR特急は、電化されていない区間もあるためいわゆる気動車がほとんどだ。その中でも、帯広ー札幌を走る「とかち」はサンサムなフェイスをしている。いろいろ経営問題を抱えるJR北海道だが、新幹線開通を含め30年代にはなんとか元気になって欲しいものだ。
北海道の鉄道で、事故が起きるのは人ではなく野生動物がほとんどだ。首都圏の鉄道が人身事故で止まる率よりははるかに低いと思うのだが、それでも事故に遭う熊や鹿にとっては迷惑極まりない話だろう。今の技術で、鉄道脇にモーションセンサーをつけて野生動物が近寄ったら威嚇して事故を防ぐような仕組みを考えられないものだろうか。

ちなみに、新幹線札幌乗り入れ工事のため、札幌駅周辺の改修、改装工事が始まり、これまでお世話になっていたいくつかの店が閉店してしまった。特にダイソーとツタヤがなくなったのは痛い。
そのダイソーで、アウトドア用品売り場にあったのが「熊よけの鈴」。もちろん税込110円だった。小ぶりだが、鈴の音はそれなりに大きい。腰にぶら下げたり、リュックにぶら下げたりして、鈴の音で熊が近寄ってこないようにする。山菜取りに行くときなどにも使われるので、それなりに一般的な商品ということなのだろう。しかし、キャンプに行く時にこの鈴をつけていくかというと、ナンダカ微妙な気がする。そもそも、熊よけの鈴をつけなければ危ないところに近寄ってはいけない、というのが本筋ではないだろうか。
まあ、札幌市内の住宅地ですら熊が出現する時代なので、クマとの共存というか、遭遇を避ける用意を人がしなければいけないのは確かだ。熊に人里に出てくるなと文句を言ってもしょうがない。
なんというか、北海道の人はおおらかというか細かいことには気にしないと言うか。この熊よけの鈴がお江戸のダイソーで売っているからちょっと確かめてみたい。