食べ物レポート, 旅をする

札幌の名食事 あれこれ

札幌駅前地区、北海道庁の隣に北海道議会のビルがある。議場と議員室があり、全道から陳情やら要求やら密談やらをしに、「悪い」人たちが集まってくる場所と思い込んでいた。議会ビルが建て変わり、ビル内に「喫煙所」を作るように超党派で喫煙議員が運動して、例の受動喫煙防止法で定められた公共施設の敷地内の禁煙措置に対し、議会は行政とは違う組織だから法の適用外という珍理論を展開した。その悪評で一度見に行ってみなければと記憶に残った曰く付きの建物だ。
その議会ビルの一階という好立地に議会食堂がある。議会関係者以外も自由に入れるので、陳情に来たおっちゃん、おばちゃん、議会見学に来た小学生の団体なども、みんなで中特ご飯を食べている。
そこの蕎麦は盛りが良くて安いと評判らしいので、何度か蕎麦を食べに行った。個人的にはだんだん質が落ちているのではと懸念している。その「議会食堂」の日替りメニューが、イカ天おろしそばだった。味はそこそこ、蕎麦の盛りはたっぷりめ、そこまでは良い。値段がなんともりそばの二百円ましというのには参りましたよ。日替り定食が高額メニューというのは、なんだか反則気味な気がする。
まあ、白を黒というのが商売の北海道議会にある食堂なので、とても高い日替り定食があっても嘘ではないから許される・・・。お暇な方は、道議会食堂おすすめです。人間観察にも向いています。

どうもやら東北、津軽あたりがルールであるらしいニシンの切り込みは、北海道の居酒屋では普通に置いてある。イカの塩辛みたいなものだから自家製にこだわる店はほとんどない。ただ、メーカーは乱立気味なので、店のこだわりで色々と味違いを選んでいるようだ。
お気に入りの居酒屋では、ちょっと甘めの切り込みが出てくる。カットされたニシンも大ぶりなのでか見応えがある。日本酒を熱燗で飲むには最適な一品だと思う。よく、こうした小鉢料理をシェアしたがる人がいるのだが、実はそれが圧倒的に苦手だ。小鉢を頼みたいというのであれば一人一皿にしてほしい。好きなものを好きなだけ原則からすれば、チビチビ食べたい小鉢をシェアすると、チビ・・・で終わってしまう。
今回の同行者はそれがわかっていて、自分の分を追加で注文していた。飲みにいくならこういう人がいいな。

さっっポロで居酒屋に行くと、ノータイムで頼むマイ定番が「ラーメンサラダ」だ。これも冷静に考えると、マヨネーズ系ソースで和えた冷やし中華という定義が正しいような気がする。サラダの一族というには麺麺しすぎている。
これもお店によるアレンジがすごいので、もはや元々のラーメンサラダの定義は何?と言いたくなるくらい並行進化が続いている。この店は日本酒倉本の直営店なので、魚系料理が中心だが、ラーメンサラダは肉系料理に変身した上でボリュームタップリ2人前という形になっていた。もはや、これは締めの麺に近い。胡麻味は嬉しいが、2人前の麺を食べると飽きてくる。
ただ、こういうバリエーションをあれこれ文句を言いながら食べるのが、ラーメンサラダを食す場合のお作法のような気もする。札幌に観光に行った時には、ラーメンもいいけれどラーメンサラダを何店か挑戦して欲しいものだな。

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