
今年は夏のビヤガーデンが再開された大通公園で、5年ぶりの屋外ビールを飲んできた。去年はコロナというよりオリンピックに妨害されたこともあり、今年こそはといき込んでの乗り込んだ待望のビール祭りだ。
大手ビールメーカー各社が出店しているが、ここは地元サッポロビールに敬意を表し。

感染対策のため飲み物食べ物は全てセルフサービスという、あまり飲みすぎるなよというメッセージが厳しい。注文待ちの行列を捌くためのスタッフも多い。

雨に備えた大型テントで、アクリル板に仕切られた客席を風が抜けていく。換気対策は問題なしだが、やはりアクリル板越しの会話はついつい大声になるようで、隣の会話は筒抜けだ。
観光客はまばらで、ほとんど地元民らしい。まあ、観光客目当ての行事ではないし、そもそも屋外ビーやガーデン最大の敵は気温だ。それも暑さではなく、ビールを飲むには涼しすぎるという夜間の気温低下が、例年の問題だった。ところが、ここ数年は東京よりも暑い札幌という酷暑続きなので、「寒さ」に震えることは無くなったようだ。

じわりと値上げしているのは、このご時世だから仕方がないとして、札幌名物的な料理は姿を消している。これも地元民優先になっているからだろうと思う。まあ、大通公園でジンギスカンを熱望する市民というのも想像しにくい。

入り口でビールやつまみの食券を買う時に入場許可時間を書いた紙を渡された。色々と対策がとられている。誰の入れ知恵なのかは知らないが、窮屈な世界になっているのだけは確かだ。