
ソロキャン飯にゴージャスな食材はいらない。缶詰や瓶詰めに食パンがあれば、もう十分ではないかと思う。特に、生物である肉とか魚はこの季節では扱いにくい。そんなこんなで、冷蔵しなくて良い材料だけ持ってきた。
ちなみにオリーブだけは自宅の冷蔵庫に入っていたものを密封袋に入れて持ってきた。基本的にソロキャン道具には金をかけないと決めているので、よく使われているアルミテーブルの代わりに、ニトリで買ってきたキッチンシンク下につかうキッチン棚を用意した。
これで十分だと思うのだが、キャンプの楽しみには道具集めもあるので無理強いはしない。ブランド物のアルミテーブルを買う金額の1/10で手に入るニトリ製品は優れものだというだけだ。持ち運ぶときには足をバラして折り畳めるし便利だ。

今日のお試し道具はセリアで買った固形燃料の燃焼台、110円なり。組み立て式の燃焼台は安定が悪い気がしたので、新作を手に入れ挑戦してみた。前方には大きめの穴が空いているので空気の流入も問題なさそうだ・

ニトリのキッチン棚の上に100円ストーブを置くとこんな感じになる。棚の上面は隙間が広いので置く場所には多少注意する。

本日もプレスサンド一択だ。食パン二枚を取り出し、この上にフィリングを乗せる。これも最小限手順でなんとかしたい。

コンビーフの缶を開けて、ナイフでテキトにパンの上に乗せる。厚みが偏らないようにコーンビーフを広げるが、あまり気にしないことにする。その上に塩胡椒、そして今回のスペシャルでケイジャンスパイスを大量にふりかけた。コンビーフの凸凹にオリーブを適当に乗せる。オリーブ好きなので量はケチらない。手間をかけたくないのでホールのまま置いたが、手間をかけても良いという人はオリーブを半分に切るなり、細かく輪切りにすると、歯触りも含めて改善されると思う。味は・・・あまり変わらないのでは?

パンを重ねて、プレスサンドメーカーに入れる。ここでサンドメーカーの両面に多めのオリーブオイルを注ぐ。オリーブオイルがわりにバターやマーガリンを使う人もいると思うが、夏場のキャンプでは高温で溶けるものは使いたくない。公人的にはオリーブオイルが好みだというのもある。ただし、サラダオイルは向いていない気がする。焼き上がった時の風味というか香りの問題だ。

固形燃料ストーブの周りに、これもセリアで110円で買った風覆い(段ボール製)を置く。どうも手前部分がきちんと停められないので、内側に向かってしまう。テープやピンを使い丸まってしまうのを止めるようにしなければならないと思う。次回はWクリップでも持っていくことにしよう。

マッチで固形燃料に火をつけプレスサンドメーカーを火にかける。2−3分おきに上下を裏返す。たまに蓋を開けて焼け具合を確認する。だいたい3回ほど裏返して、固形燃料を使い切る前に完成した。

表面は程よく焦げ目がついている。おそらく固形燃料の火力がガスほど強くないため、黒々と焦げるほどの熱量にはなっていないのが好都合だった。

二つに割って中身の厚さも探ってみる。手に持てないほどの熱々ではないが、中にもしっかりと火は遠ているようだ。

中身が気になって、半分をひっくり返してみた。中のコンビーフも熱が入って柔らかくなっていた。実食した結果として、味付けは申し分ない。(自画自賛)
パンを開いて、中身の部分にオニオンチップを入れると、カリカリ食感が生まれてなおうまい。
次回はケイジャンスパイスを入れる代わりにカレー粉とマヨネーズを試してみよう。仕上げにガラムマサラをかけると、ピリピリして旨くなりそうだ。
所要時間は10分程度。夏でも冬でも簡単に熱々飯と酒の肴が兼用でいける缶詰サンドはソロキャン飯の救世主だな。